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第1回目の全国マーチングコンテスト(当時の名称は全日本マーチングフェスティバル)に出場以来コンスタントに毎年出場し、1996年から1998年までは現在のゴールド金賞に当たるグッドサウンド賞を3年連続で受賞、当時の全日本吹奏楽連盟会長の酒井正幸理事長から吹奏楽連盟が理想とするトップバンドだと称され、名実ともに日本の最高峰を極めていた京都橘高校吹奏楽部でしたが、宮一弘コーチがご逝去されたことにより2000年の全国大会出場を最後に関西大会どまりになり、以後全国大会へ出場できない閉塞状態が続くようになってしまう。2003年に驚異的なV字回復を遂げたが台頭してきたM協のバンドの牙城を崩して全国大会へ出場することはできなかった。その状況を打開すべく、今までの伝統的なマーチングスタイルを捨て、音質が悪くなることもいとわず2004年に話題となった映画「バーンザフロア」の激しいダンスムーヴを取り入れることを決定。その新たなマーチングスタイルへの取り組みを、後に笑ってコラえて!というテレビ番組の中でマーチング革命と呼称されましたが、そのマーチング革命元年となる2005年から2017年までの軌跡を貴重な映像と写真、その年度の主な出来事などを詳細に綴った文章により、その軌跡を追ったOrange Fairがお届けする究極のOpus Magnum!
制作する上でちょっと残念だったのが、今回は広告が入らないように著作権フリーのサイトから使用する曲を選出しましたが、なぜか広告が入ってしまうという状態になってしまいました。(著作権フリーって広告が入らないとかじゃないのか?だったら各年度に彼女たちが使用した曲をBGMで使いたかったんですが・・・これはショックでしたね)
作成した動画で収益を得ていると勘違いされるから本当に困ります(;’∀’)
今回は古くからのファンの間で名演奏だったといわれてきた2006年のアマトップコンサートでのSingsingsing、2008年の「ルパン三世のテーマ」、2011年の前半戦のハイライト曲である「チェニジアの夜」、2014年の「セプテンバー」「塔の上のラプンツェル」が収録されていますので、是非ご覧ください。
映像や写真にも貴重なものが沢山ありますが、この動画のメインは各年度ごとに記載された文章です。各年度ほぼすべての演奏会での演奏曲を調べて掲載しました。2014年以前は検索しても何の情報も出てこない演奏会も多く、特に2005年から2010年までは情報が皆無の状態です。(実はどうしても分からなかった曲が3曲あり、卒業生の方や先生などにも問い合わせて教えていただきました)同様に全国大会へ第1回から出場していたことや日時、会場、演奏曲もWEB上では一切情報がありませんので貴重な情報だと思います。(昔は全国大会へ行くと、吹奏楽コンクールやマーチングコンテストなどの第1回目からの全ての演奏曲や会場などの情報を掲載した本が販売されていましたので、古い記録はこれを参照しました。次に制作する映像では京都橘高校のマーチングコンテスト激闘の歴史を伝えるべく、第1回全国大会から昨年の京都大会、関西大会、全国大会の映像を紹介します)
長きに渡って彼女たちの演奏を見てまいりましたが、年を追うごとに成熟されてゆくダンスやステップ、毎年ごとにその色合いを変えてゆくマーチングのプログラムや演奏会、華やかなパレード、テレビでの密着取材で明らかになったメンバーの皆さんの素顔や厳しい練習など、どんどんその魅力にはまっていき、多くの情報を得ることもできておりましたので、2018年のローズパレード出場の際に大きな話題となり、沢山のファンの方も増えたこともあり、1度彼女たちの歴史を映像として残しておきたいなと思い立ち、3年前に作成したのが「また会う日まで、Orange Fairy」という動画で、当時はこれで映像の作成は最後にしようと思っていましたが、実はこの映像には別のバージョンがあり、ボツにした方なのですが、それがこの映像です。実は私と一緒に応援しているメンバーだけで見られるように非公開でアップしていたのですが、もったいないので手を加えて公開しようと思い立ちました。(2008年以降は毎年度、私が吹奏楽部のメンバーの方と一緒に写していただいた写真を沢山入れていたんですが、私的な映像になりすぎて、映像全体の色合いが変わってしまうので全部カットしました。友人からパレードや演奏会などで私がどの人物なのか特定しようとしている人が結構いるとの情報もありましたので差し控えました(´▽`))しかしパソコンが2台とも壊れてしまい作成が絶望的かと思われましたが、1年後に電源を入れたところ奇跡的に復活して映像の作成を続けることができました。年内にはフィニッシュさせたかったので、12月30日に何とかアップロードできてほっとしております。
彼女たちの行っている演奏がどれほど凄いことなのか、何度か他の方のコメントを引用して説明してきましたが、つい先日@kyonc100様から非常に貴重なコメントをいただいておりますので転載させていただきます。
「私自身もSAXを趣味としていましたが、件の楽器はただでさえ唇とリードを正しく加圧調整させることが難しい楽器であるうえ、あんなに重力や加速度が激しく変化する中では とても正しく美しい音出しなどできないこと、身をもって感じています。ましてやSAXより難しいトランペット・トロンボーンなど、唇の形で音階をつくる楽器奏者のチャレンジはいかばかりかと、想像を絶する練習に思いをするだけで涙がでてきます。橘の伝統や自主性、もっともっと先を求める向上心など 我々も学ばなければならないと動画を見るたび再認識させてもらっています。」
日本テレビの吹奏楽の旅という番組内でも言ってましたが、たとえどんな吹奏楽の強豪校であっても血の出るような努力を重ね、メンバー同士、パート間でのもめごと、そんな何度でも訪れる危機を乗り越えて本当にわずかな学校だけが、やっと手にすることができるのが全国大会での金賞です。
テレビ番組の中で2011年と2014年の2人のDMが「どうしたらよいか分からない」時があったとおっしゃっていましたが、京都橘のDMは他の学校より、遥かに大きな権限と重責を背負わされているので、大会が近づくにつれて精神的なプレッシャーは計り知れないものになるでしょう。2011年のこと、部員の数が少ないため、100人超えるビックバンドに対抗して大きな音を出すために肺活量を増やすための試みがされていましたが、定期テストの期間は練習ができないので、また元に戻ってしまう。人数の少なさ、激しい動きの為に揃えるのが難しい音のたてとよこ、難易度の高いグルグルを含めたフォーメーションチェンジ・・・解決しなければならない難題は山ほどあり、このままではコンテストで負けてしまうかもしれない・・・受けて立たねばならない厳しい立場で、ドラムメジャーは最後には覚悟を決めてどんなことをしてでもドラムメジャーの責務を全うすることを決意して立ち向かってゆきます。
また、演奏冒頭でのソロを任された方々のプレッシャーも想像以上に大きいことが伺われます、「冒頭の演奏で橘の印象が決まってしまう、私の後に続く青春の全てを懸けてきたメンバーの演奏を台無しにすることはできない・・・だから私は絶対に音を外さない」という心情的なものなど、様々な感情や思いが盛り込まれ、織りなされてゆく物語は本当に見ていて興味が尽きることがありません。この1年は彼女たちの歴史を振り返るために数多くの過去の映像を見ましたが、再び彼女たちの輝かしい日々(Glorious Days)を振り返ることができてとても幸せな時間を過ごすことができました。今見ても私は2005年~2015年頃の映像を見ると気持ちが熱くなります。血のにじむような努力の末、日本最高のマーチングバンドへ登り詰めた京都橘高校吹奏楽部、そんな彼女たちの一面をお伝えすることができたのなら、こんな幸いなことはありません。あなたはどうお感じになったでしょうか?
それでは、また会う日まで・・・ Orange Fairy
* 「1080P PlemiumHD」という映像の解像度が追加されました。画質調整は右下に表示されるマークの中の歯車マークをクリックいただき、「1080P PlemiumHD」をクリックすると一番綺麗な映像でご覧いただけます。
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