グリーフワークについて―悲しみは悲しみのままに― ショート法話(106)

北海道岩見沢市　浄土宗西山禅林寺派「善光寺」　大久保瑞昭住職による短時間で聞けるショート法話です。 #仏教　#浄土宗　#浄土宗西山派　#ブッダの言葉　#グリーフワーク
　死別の悲しみをきれいさっぱり忘れる必要があるんでしょうか。死別の悲しみに、どっぷりつかっていてもいいんじゃないでしょうか。誰とも会いたくない、外へ出たくない、そういう状態が続いていても、良いんじゃないでしょうか。
　大切な大切な人との別れですもん。それは、ずっと泣いていても良いんじゃないでしょうか。何年経とうが、何十年経とうが、泣いていても良いんじゃないでしょうか。
　ネガティブで、誰とも話をしたくない、人にも会いたくない、家族とも会話をしたくない、そんな時があるのも、人間としては、普通の状態です。
　
　死別の悲しみを超えるのではなく、死別の悲しみのままが、私たちの人生なのだ、ということです。
その悲しみの中で、亡き人に、手を合わせながら生きていきましょう。
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[@菅原希望-g7g]

先週、母を亡くしました。母ひとり子ひとりで生きて来ました。周りの愛を感じる一方、ふわふわと1日を終え、悲しむ事も、楽しむ事にも負い目を感じていました。 救いになりました。元気に悲しんでいこうと思います。 ありがとうございました。

[@kitanotera]

亡き人の存在が、大きければ大きいほど、その人が居ないことに、大きな喪失感を覚えるのでしょうね。 しかし、それは、私たちにとって、自然な心の反応だと思います。 その悲しみは、お母様と共に歩んでこられた「証（あかし）」であり、その悲しみを無くしてこれからの人生が始まるのではなく、その悲しみと共に、これからの新たな人生が始まるのだと存じ上げます。 お母様を亡くされて間もない中、ご視聴下さいましてありがとうございます。

[@ko2063]

動画を拝見し涙がとまりませんでした。昨年最愛の主人を亡くし日が経つごとに悲しみが深くなります。息子2人も父親との絆が深かっただけにショックが大きく鬱病になり通院してる状況です。先生からはいつまでも後を振り返っててはいけない人生これからなんだから前を向きなさいと毎回言われます。正論だとは思いますが…私自身も息子達もこれからどうすればいいのか？生きているのが辛いです。でも命を絶つことだけはできません。それだけは主人が一番悲しむ事ですから。

[@kitanotera]

私は、息子を亡くして満2年が経過しましたが、未だに「なぜ死なせてしまったのだろう」「生かせてあげられなくてごめんね」と思うことがあります。 私のこの感情は、今後も有り続けるものだと思います。 しかし、時間と共に、「かわいそう」という感情と「お浄土で会える」「また会おうね」という感情も起こって来ています。 どうぞ、お医者様の処方を受けながら、治療を続けて下さい。そして、亡き人は、今は「仏」と成って私たちを見守っており、私たちもまた、「仏」と成るのです。 「仏」と成り私たちを見守って下さっている故人と共に、この娑婆を生きていきましょう。

[@user-ib3nt6yn5x]

ポジティブに死を受け入れる事も決して悪いことではありません、もちろん死を忘れないで生きていく事も悪い事ではありません、問題なのは、死を受け入れている人を受け入れ無い人が否定しない、逆も然り、人の死に対しては人の顔が違う様に、様々な考えがある、それを皆が受け入れて、故人に手を合わせる事が供養に繋がると思います。

[@user-or5vm9ik7c]

死別の悲しみを抱えて生きていくことが人生 其で良い その言葉は主人を、亡くして間もない私に取って、救いの言葉です

[@kitanotera]

ご視聴下さってありがとうございます。 「大切な人との死別」も、「私の人生」なのだと、私は受け止めています。

[@takamakino8127]

御住職のご意見にまったく同意です。私は悲しみの中で生きていくと自然に決めた者です。向き合うとも表現できますね。 それは、私だけは決して先に逝った妻を忘れない為でもあるかも知れません。私を弱いと批判する人もいますが、悲しみと向き合うのは勇気がいる事でもあると実感しています。こればかりは経験のない方にはわからない事。なので何を言われても、黙って笑う日々です。私は幸せ者と思っています。この悲しみは出会えた事の喜びや幸福の物差しに思えるのです。

[@kitanotera]

現代は、「前向き」圧力が強いように思います。 そもそも、自分にとって大切な人との死別にも関わらず、私の人生が、何も変わらずに、以前と同じように元通りになることの方が、不自然だと思います。 私も、長男の死を抱えながら、日々を送っています。 ご視聴いただきありがとうございます。

[@user-se6fn6zz6r]

悲しみは乗り越えなくても良い、悲しいままで良いという考え方には私も同意します。でも、家族の中でずっと悲しんでいる一人がいると、誰かが慰め役に回らなくてはならず、大変です。私がまさに慰め役。夫は悲しみに浸ってアルコールに溺れ、家の中の物を壊して、暴言を吐きます。（4ね！としょっちゅう言われました）そこで半年前から別居をはじめ、生活が落ち着いてきたせいか、やっと私も悲しみを覚えることができるようになりました。悲しみを覚えることは賛成ですが、やはり、あなたが悲しんでいるとき、誰かが犠牲になっていることもある。こんな体験をしている人もいると、ぜひ頭の片隅に覚えておいてくださると助かります。悲しめる人は幸せな人です。その幸せに感謝してほしいですね。

[@kitanotera]

確かに、色々な状況があり、一概には言えませんね。注意いたします。

[@user-se6fn6zz6r]

お返事ありがとうございます。わかって頂けて嬉しいです。本当にありがとうございます。今までモヤモヤつかえていた気持ちがスッキリしました。 実を言いますと、「いつまでも悲しんでいて良い」「かなしみは愛しみ」という考え方に少し反発を覚えてしまうのです。愛しい人を亡くすということは、とても辛いことなのですが、たとえば、子を亡くし、いつまでも仏壇の前でメソメソなき続ける母親を他のきょうだいが見たとして、その子の気持ちは誰が聞いてあげるのだろうか。なくなった子どもばかり見ていて、生きている子どもを見ない。生きている子どもは生きながら死んだ子どもにされている。そのような事態に気がついているのだろうか、と。和尚さまはそんなことはないと動画を拝見していて確信しておりますが、中にはやはり違和感を覚えるご家族がいることも確かです。コメントを読んでくださり本当にありがとうございました。感謝いたします。

[@kumosukeponsuke]

10日前に母を亡くしました。ほんのひと月前まではそうした気配もない状態で、コロナに罹り、そして入院した際に発覚し、コロナ隔離病棟から一般病棟に移ってからの検査で余命2週間と宣告されました。年末年始しか実家に帰らず、いつでも会える存在だった母がわずかな時間しか残されてない現実に直面しました。転職活動中ということもあり、時間はありましたが金がない、お見舞いも自転車で片道2時間半、電車で1時間を通いました。病院では手の施しようがなく、自宅介護に切替ましたが、自宅搬送のその夜に、今度は私がコロナに罹り10日間会えない状態。やっと会った時はお見舞いの時、自宅に移った時よりも呼吸は弱く反応も鈍くなってしまってました。翌日はヘルパーさんが来るからというので兄が担当し私は一人暮らしの家に居ましたが、夕方そこに兄からの電話。電車で急いで駆け付けましたが間に合いませんでした。兄と旅行した写真を遺影にしましたが、母の物言わぬ姿、優しい遺影、お見舞いを撮影した際に言葉を交わす姿、何度見ても、今こうして入力していても涙が溢れてきます。このひと月の間に発覚、入院、在宅介護、私のコロナ罹患、転職先決定、死、葬儀など余りにも多くのことが有り過ぎました。最後に会った日、枕元で母に感謝の手紙を読み聞かせました。その際に反応してくれた母、働きづめだった母を思うとサヨナラは言わずに、ずっと思い続けることも伝えました。もし自分が立ちゆかなくなったら迎えに来てと何度遺骸に話しかけたか…　今は母に関することを思い出すたびにこんなこともあったと記録しています。来月より仕事ですが、今はひたすら泣きたいと思います。。

[@kitanotera]

お母様を亡くされてから間もないとのことですので、まだまだ悲しみの中におられることと存じ上げます。 亡き人は、死して後も、私たちと関わり続けているのだと思います。 私たちは、亡き人と共に、この世を生きるのだと思います。

[@kiyukiroom]

一周忌までは美談してないと普通に立って生きてられない。今は悲しさ

[@user-tc1rw1vg3e]

2週間ほど前に最愛の母を亡くしました。 くも膜下出血で、日中家に一人でいる時に倒れ、そのまま4日後に亡くなりました。 私は長い間、一緒に暮らしていて 2年前に結婚して実家を出て、 まだまだこれからだというのにこんなことになってしまって とても辛いです。 葬儀が終わり、亡くなる前とは心境の変化は少しあるものの 居なくなってしまった事実に、 楽しかった思い出、ぬくもりを思い出すと悲しくて悲しくて仕方ないです。 この悲しみはいつか癒えるのかと思っているけれど 悲しむことに否定はしなくていいのですね。抱えていて、良いのですね

[@kitanotera]

お母様を亡くされた直後ですので、まだまだ気持ちの整理が付かない状態だとお察し申し上げます。 私は、長男を亡くしました。それから3年が経ちましたが、幾分、心が軽くなったとはいえ、その「悲しみ」は今も心に残っています。 大切な人であればあるほど、その死別は大きいと思います。 それほど大切な人なのですから、その死を悲しむ時間が長くなるのは、自然なことです。 その「悲しみ」を全くゼロにして、「今」とか「自分のこと」に集中するのは、私には無理でした。 「悲しみ」や「後悔」は、「その人を大切に思っていた」ということです。 どうぞ、お体は大切にしながら、その悲しむ時間を、お送り下さい。

[@user-vl2bd1th9t]

愛別離苦ですね。

[@u2369]

動画配信　有り難う御座います。 私は　一人娘死別ではないですが、別居し生活をしております。 私47歳、娘は20歳です。 13歳まで同居して、わたしも、PTAや塾の送り迎え、育児をしていましたが、事情で祖父母に引き取られ、依頼、音信不通です。 祖父母が養育し、入学式、卒業式も祖父母が出てます。 音信不通になった現実を受け入れられず、苦しいです。同じくらいの子どもをみては、娘に重なり思い出されます。 独りの寂しさに部屋で声が無いさみしさに、気が狂いそうです。 依存性が再発し通院してます。 娘の幸せは願ってますが、音信不通は苦しいです。別居は悲しいです。娘と会話できなくてかなしいです。 普通の温かさ、温もり、織田やな日常すらわたしにはありません。 悲しいんでいいのですね。 苦しくていいですぬ。。 動画をみで、少し楽になりました。 有り難う御座います。

[@kitanotera]

私には、推察することしかできませんが、「娘さんを思っている事」は、「今」の事実です。自分がそのような思いやりを持つことができている、ということは何より大切な事だと思います。 ご視聴いただきありがとうございます。