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海底地すべりとは?:日本周辺海域には海域断層が存在し,断層が海底地すべりを生じた場合は,断層による地殻変動に比べ,巨大な津波が想定され,都市機能の持続性に大きな損傷を生じる.1771年八重山地震で海底地すべりによる津波が八重山・宮古諸島で発生し,犠牲者は1万人を超えたといわれている.
検証手法は?:海底地質構造を適用し,八重山地点における海底島棚の形状を復元し,海底地すべりが発生する前の海底地質形状を想定し,その変化を直接,津波伝搬に適用して,沿岸の最大水位上昇量を推定した.その際,不明確とされている海底地すべりの継続時間を,数値解析手法により算定した.
何が得られたか?:既存の津波解析プログラムは,地震による地殻変動により,津波波高を算定するが,算定プログラムを改良し,直接,海底地形変動を入力できるように変更を施し,策定された斜面崩壊前と崩壊後の海底地形データを用いた.さらに,算定された斜面崩壊継続時間を用いて,1771年八重山大津波を用いた検証を実施し,痕跡に対する再現性(K=1.1)の良い結果を得た.
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