【特集】ポツンと一軒 うまい店～なぜそこに？美瑛の森に包まれたグラタン専門店～（9月5日放送）

衛星写真を拡大すると見えてくる！
人里離れた場所にある隠れた名店を調査！
今回は、美瑛の森に包まれたうまい店を紹介しました。
#ポツンと一軒 うまい店 #今日ドキッ！
人里離れたウマい店！森の中でにある こだわりグラタン
今回の舞台は、年間約１７０万人もの旅行客が訪れる、いわずと知れた観光スポット「 #美瑛町 」。
目的地は一体どんな所なのか、地元の人に聞いてみると…
地元民：「周りに家はない」
地元民：「白金温泉方角に向かっていく」
さらに、町の人が声を揃えて言う“ある特徴”が…
地元民：「店の周りは木が生い茂っている」
どうやら “森っぽい見た目の店”らしいというのが手掛かり！
さっそく、美瑛駅を出発地点として捜索開始！
駅前の通りを走っていると…
スタッフ：「青看板ありますね。白金温泉って書いてあるな」 地元の方のアドバイスの通り、 道道 966 号線に入って白金方面へ進みます！
車を走らせること約5分…
スタッフ：「畑ばっかりですね」「農家の家しかなくない？」 見渡す限り、畑と農家の家が少しあるだけ…。
それでも進むことさらに５分！…と、突然！
スタッフ：「右のほうにめっちゃ車止まってる」
森のような場所に車が１，２，３，４，５，６台！
この場所は一体？
スタッフ：「あ！オープンって書いてある！これだ！」
ついに見つけました！
緑豊かな森に囲まれ、木々に包まれるようにたたずむお店！
美瑛の畑の中にポツンと現れた、その名も「VIVA 食堂」
平日にも関わらず店内はお客さんでいっぱいです。
木のぬくもりと香りが感じられる雰囲気で大きな窓からは手付かずの森を眺める事ができます。
街から離れたこの場所に皆さん、何を求めにやってくるのかというと…？
客：「グラタン食べに来ました」
夏の暑さもお構いなし！熱々のグラタンです！
美瑛産の小麦粉と牛乳を使い、 シンプルかつクリーミーに仕上げたホワイトソース。
さらに玉ねぎ、チーズ、バターなど、道産の野菜や食材を ふんだんに使った、グラタンの専門店です。
客：「ぷりぷりのチキンが魅力でソースにマッチしてておいしい」
桃井さん：「多い時で1日、150人くらいですね」 お店を切り盛りするのは店主の桃井直裕さん、52歳。
札幌出身で、小学校卒業とともに東京へ引っ越しました。
東京で20年間勤めた仕事を退職し美瑛へ…
その仕事とは、今の桃井さんからは想像できないものでした…。
桃井さん：「前職は渋谷にある昼はライブハウス、夜はお酒飲めて海外の人も集まるような国際的なナイトクラブの代表取締役をやってこちらに来ました」
なんと桃井さんは東京を代表するナイトクラブの元社長！
48歳でなぜ社長を辞め、美瑛に来たのでしょうか。
桃井さん：「都会じゃないところで生活してみたい。元気なうちにいろいろなことやりたい」
満ち溢れる冒険心に駆られて、何にチャレンジするかを決める前に美瑛に移住。
グラタン専門店になったのはある出会いがきっかけでした。
桃井さん：「美瑛の野菜を食べた時に衝撃があって、その味をなるべく多くの人に届けたい」
道産の食材を使い、小麦粉と美瑛産の美味しい牛乳があればグラタンがいけるのでは、とひらめいそうです。
そこから「グラタン専門店」がスタート。
美瑛と北海道の美味しい食材を詰め込んだグラタン。
時期で異なるトッピングも人気です。
11月はゆり根、9月はコーン、5月はアスパラガスなど、その時期の旬な野菜をトッピングに取り入れています。
できる限り美瑛産のものを選び、今の時期はブロッコリーが人気なんです。
美瑛の食材に惚れ込み、その美味しさを 一皿で楽しんでもらいたいと話す桃井さん。
街中から離れ、森に囲まれたこの場所に店を構えたのも実は食材への愛が理由の一つだったんです！
桃井さん：「農家の方たちが野菜を作る姿を間近で見られる。より大切に使いたいな、野菜との距離感がすごく良い場所だと思います」
さらに、この場所にした決め手は自分が都会で働いていたからこそ気づいた事。
一度、北海道を離れたからこそ分かる森の心地よさ。
この雰囲気を求めて、お店に来るお客さんの半数以上は道外からなんです。
京都からの客：「木漏れ日が気持ちよい、最高」
元社長が冒険心だけを信じ、手探りで始めたお店も今年で４年目。
週末には多くのお客さんで賑わう人気店へと成長しました。
桃井さん：「日頃の疲れやストレスをここにいる時は忘れて、一つのプレートに集中してもらって『一皿の北海道』を感じ取って帰ってくれたら嬉しい」
【VIVA 食堂】
住所：美瑛町美沢共生
電話：[phone]
営業：午前11時～午後3時半
休：不定休
※掲載の内容は番組放送時（2024年9月5日）の情報に基づきます。