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2024,7,28
HOOST CUP KINGS OSAKA6〜BURNNING ! OSAKA〜
関西テレビ なんでもアリーナ
「リベンジか。返り討ちか。
激闘必至のタイトルマッチが実現!」
鉄は熱いうちに打て。あれから4カ月、ダイレクトリマッチが実現する。泰良拓也と成尾拓輝が初めて拳を交わしたのは、今年3月10日開催のHOOST CUP京都大会だった。
ノンタイトル戦でライト級王者の拓也に成長著しい成尾が挑むというシチュエーションで、試合前は「泰良有利」という声が多かったが、いざふたをあけて見ると、1R2粉7秒、一度ダウンを奪ったあと、右ストレートで成尾が豪快なKO勝ちを収めた。チャンピオンとして赤っ恥をかかされた泰良が挑戦者に成尾を指名することはしごく当然だった。「今回はタイトルマッチですけど、自分の中ではリベンジマッチです。前回負けてからずっと成尾選手のことばかり考えて練習してきました。絶対リベンジして、自分がチャンピオンであることを証明したい」
初戦の敗因を泰良は「相手の距離で闘ってしまった」と分析する。「試合開始早々、相手の勢いに呑まれてしまった感がある」
リベンジに向け、やれることは全てやった。「自分が一番調子がよかったトレーナーさんにまた練習を診てもらうようになりました。今までは自分を高める、あるいは自分を強くするための練習ばかりやってきた。でも今回初めて対戦相手の対策練習をやりました」 泰良はHOOST CUPで2階級制覇をなし遂げているが、そのチャンピオンベルトには大きなこだわりがある。「僕にとって、アマチュア時代も含め初めて巻いたチャンピオンベルトなんですよ。そういうこともあって、HOOST CUPのベルトは自分が一番似合っているんじゃないかという自負がありますね」
対する挑戦者の成尾は「泰良選手とは相性がいい。前回も闘いやすかった」と余裕の微笑を浮かべる。「今回もう一度やっても、同じ結果になるんじゃないですかね」
また、短い試合時間の中で成尾は「自分のパンチに泰良選手がビビっているのが目に見えた」証言する。「パワーの違いや勢いの強さが前回の勝因だと思いますね」
だから間髪を入れずタイトルマッチがマッチメークされたことには感謝しかない。
「決まったときには素直にうれしかった。もう一回泰良選手をぶっ倒して、自分の強さを見せるだけですね。前回同様、しっかりと自分の強さを見せつけたうえでチャンピオンになりたい」
泰良との初戦、あるいは三日月蹴りからおヒザ蹴りでKOしたHIRO YAMATO戦では倒れた相手への威嚇行為が度が過ぎたため、HOOST CUPとの関わりの深いキックボクシング振興会は挑戦者の成尾に厳重注意を課したうえで今回のタイトルマッチ出場を認可することになった。
旺盛な闘争本能は相手が倒れるまで出せばいい。リベンジか、返り討ちか。激闘必至のメインイベントだ。
(スポーツライター:布施鋼治)