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札幌でイチバン急な市道。あの坂は真冬のいま、どうなっているのか。
取材を進めると冬を乗り切る秘策に、驚きの歴史が
明らかになりました。
それは、まだ暖かい去年の9月。
「えー!これ、冬どうするんですかね…?」唯菜アナが取材した札幌市中央区双子山地区の坂道。札幌で一番急な市道の一つ「滝の沢1号線」です。
森唯菜アナ、体を張ってその過酷さをリポートしました。
「走る坂じゃないですね…。」
凍てつく真冬のいま、あの坂はどうなっているんでしょうか?
唯菜アナリポート「あれ!すごい!雪がない!こんなに雪解けているんですね!」「ロードヒーティング、威力すごい!」雪のない坂道アスファルトがあらわになった坂道。
その長さは実に、200m以上!去年9月と同じく、この通り道路に雪がありません。
Q「ロードヒーティングがなかったらと思うと?」
坂道の住人「引っ越しますね。」
さっそく坂道を上がってみる唯菜アナ。
唯菜アナ「20%の看板、地面に対して垂直に立っているんですけど、すごい斜めに見えますね。雪で斜めになったわけではないですよ。」
20%の看板「滝の沢1号線」の勾配は、札幌市が市道として認定できる限界の20%。
看板の横で唯菜歩き10メートル進むとなんと2メートルも上がることになります。
なぜ、こんな急な坂道ができたのか-。
円山周辺の歴史を記した本には双子山地区について驚きの記録がありました。
「双子山スキー場と呼ばれ」「一般市民も土、日曜には家族連れで訪れ」「スキー場一面の群衆で真っ黒になったものである」
なんと、かつては斜面が真っ黒く見えるほど市民が詰めかけたスキー場だったんです。
記録によると、大正時代の1923年から宅地化が進み、いつしかスキー場は閉鎖に。
坂道は1950年代に市道となりました。
ロードヒーティングが設置されたのはスパイクタイヤの利用禁止が始まった1991年のこと。それまで冬の暮らしは苦労の連続だったそうです。
33年前から住む男性「雪が多くて立往生している乗用車を近所のみんなで押してあげたが車の重さに耐えられなくて落ちていったということもあった。」
ところが、ドカ雪に見舞われた去年2月は-。
「去年は解け切らないで(雪が)ずっと残っていたので皆さん下に降りないで上から迂回して安全な方を行っていた。」
実はロードヒーティングにも限界が。
札幌市の場合、気温マイナス7℃以下、1時間の降雪3センチ以上、風速5メートル以上の時は雪解けが進まない可能性があるそうです。
それでも、この坂だけでロードヒーティングにかかる電気代は年間500万円!改修の様子維持管理費を負担するのは札幌市。30年ごとに改修も必要で、2016年には6500万円を投じて張り替え工事が行われました。
なぜ、坂道の周りに人が集まるようになったのでしょうか。
唯菜アナヒントは、意外なところにありました。
「看板がありました!カフェ、スロープ。」
イチバン急な市道の近くでさらに急な坂道を見つけた唯菜アナ。
およそ30メートルの斜面を登った先にある古民家カフェ、その名も「スロープ」。
食パンを窯から取り出すショーケースのパン石窯で焼き上げるパンが自慢な知る人ぞ知る隠れ家です。
「どうしてここにカフェを建てられた?」伊藤さん「私の祖父母の家で。」
「(祖父母は)もともと街中の大通の方に住んでいたらしいんですけど。」「できるだけ自然に触れられるような土地に住みたいと言って街中からこちらの山奥に越してきて。」
田頭さん「お客様も困難なところをあえて上がってきてくれるので、真冬でも。
毎日こちらの方もびっくりさせられます。」
唯菜アナ「こっちもすごい!こちらの景色もすごかったです。」
田頭さん「正面が円山ですね。あまりこうやって円山を望むところはないと思う。」
唯菜アナ「奥の方は札幌の街並みが見えますね。」「坂を上った先に素晴らしい景色と美味しいパンが待っていました。」
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