J-45 1956 ノンスキャロップ初年度の美品です。

1956年　J－45が入荷しました。
50年代後期のワンリング、そして人気の高いラージガード仕様です。多くの方が思い浮かべるJ-45を象徴するフォルムです。
68年前のギターとは思えないほど綺麗な外観が魅力です。杢目の美しいスプルースには細かなフィギャードがあり、トップ材の良さが音に現れています。
J-45らしいハイミッドの美味しいところを凝縮した出音に加え、空気感のある、豊かな低音が心地よく、「めちゃくちゃ鳴る」個体です。重量がとても軽いことからも経年により木材が乾ききっていることがわかります。ここまで空気感を含んだ低音が出るJ-45は多くありません。
指板のブラジリアンローズウッドの模様が印象的で、明るい部分と暗い部分のコントラストが美しく、眺めているだけでも気持ちの良いギターです。
ネック周り、ナット、サドルの調整もしっかりしておりネックの状態は良く音もしっかりしています。フレットもほぼありますので当分交換の心配はありません。弦高は1弦12フレット1.8mm、6弦12フレットで2.5mmです。
バックのブレイシング上にヘアラインクラックがありますが補修済です。ボディ内にブレーシングを補修した接着剤の跡がありますが問題ありません。
フィニッシュもオリジナルで、昔ながらの薄い塗装なので木の質感を感じることができます。細かいウェザーチェックがヴィンテージ好きにはたまらないと思います。
ナット幅は42㎜でそこまで広くなく、厚みはやや厚めのかまぼこ型になり握りやすい形かと思います。ネックがしっかりしていることが音の厚みにも繋がっています。
J-45は1956年からノンスキャロップ仕様に変わりましたが、多くの方が想像する「Ｊ-45らしいパワフルな音」はこのノンスキャロップの音だと思います。そのノンスキャロップ仕様の初年度ということもあり、相当注意して制作されたものと思われます。スキャロップの方が鳴る、と思われている方も多いかもしれませんが、そんなことはありません。ブレイシングがしっかりすることで、強いストロークでも音が潰れませんし、高音の煌びやかさも増します。是非一度お試し頂きたい逸品です。
状態の良い、人気のノンスキャロップ初年度である1956年をお探しだった方はこの機会をお見逃しなく！
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