この歌はどちらかというと自分たちのことを歌っていたのではないかと思います。この歌が出る前の年(1975年)には彼らは、アメリカ国内やアメリカ国外も含めて110回以上のコンサートを開き、ハードスケジュールをこなしていて、心身ともに疲れ切っていた状況でこの歌が生まれたというのを聞きました。歌詞の中に「I know I ask perfection of a quite imperfect world.」(不完全な世界に完璧さを求めている)という部分はまさにカーペンターズそのものだと思います。実際彼らはコンサート前のリハーサルやレコーディングの時はほぼ本場に近い完璧さを追い求めていたようで、納得するまで何度も何度も真摯に音楽に向き合っていたのだと思います。