Рет қаралды 27,631
2016/1/16収録
『村上春樹は、むずかしい』(岩波新書)刊行記念トークイベント
加藤典洋(文芸評論家)
はたして村上文学は、大衆的な人気に支えられる文学にとどまるものなのか?
文学的達成があるとすれば、その真価とは何か?
「わかりにくい村上春樹」「むずかしい村上春樹」―誰にも理解されていない村上春樹の文学像について、全作品を詳細に読み解いてきた著者ならではの視座からその核心を提示する、岩波新書『村上春樹は、むずかしい』。
その刊行を記念して、著者・加藤典洋氏のトークイベントを開催致しました。
村上文学の愛読者はもちろん、村上文学をよく知らないという読者の方もぜひ。
【講師紹介】
加藤典洋(かとう・のりひろ)
1948年生まれ。東京大学文学部仏文科卒。早稲田大学名誉教授、文芸評論家。
「言語表現法講義」(岩波書店、1996年)で第10回新潮学芸賞受賞、「敗戦後論」(講談社、1997年/ちくま学芸文庫)で第9回伊藤整文学賞受賞、「小説の未来」(朝日新聞社、2004年)と「テクストから遠く離れて」(講談社、2004年)で第7回桑原武夫学芸賞を受賞。
ほかに、「僕が批評家になったわけ」(岩波書店、2005年)、「3.11 死に神に突き飛ばされる」(岩波書店、2011年)、「ふたつの講演 戦後思想の射程について」(岩波書店、2013年)、「人類が永遠に続くのではないとしたら」(新潮社、2014年)、「戦後入門」(ちくま新書、2015年)などがある。