このキャロルのライブを生で聴いたらきっと、ジョンやポールもきっと、結構やるね!(英語が下手のはご愛嬌として)といってくれたでしょう。たしかにこのドライブ感はハンパないですね。テレビ放送されてる映像は他にもいろいろありますが、カメラを意識しているせいか、案外ノリが良くないのが多いです。これがキャロルのリアルなステージなんだなという感じがしました。ベースは確かに現代のテクニックからすればそんなに難しいことはやっていませんが、このグルーヴ感こそ、It’s just rock ‘n’ rollですね。あとはこの映像ではサブに徹していますが矢沢さんの日本人離れした強いシャウトはやっぱり凄いです。ウェンブリーでロッドスチュワートやスティーブウィンウッド、ロバートパーマーら海外のメジャーボーカリストになんら引けを取らなかった矢沢さんのボーカルはすでにこの頃から発揮されてたんですね。現代のミュージシャンは理論やテクニックに偏りすぎて頭でっかちになっていますが、このようにシンプルなカッコよさを見直して欲しいものです。