ジェマーソンのワンフィンガー奏法を研究していた人によると、少なくともBernadetteやI Was Made To Love Herはキャロル・ケイの弾いたとされる曲のフレーズとは程遠く、キャロル・ケイが弾いたBernadetteは全然ノリが出せてない、という点から、彼女の主張を否定してました。 また、ジェマーソンの奏法は、人差し指をピックのようにオルタネイトで弾く奏法なので、ピックだとダウンで弾くべきところで、わずかに音量が下がる場合があり、そこが指のアップで弾いてるとわかるそうです。
ありがとうございます!どんどんすすめてください。 ペット・サウンズは動画にも出てきたSlowinskiさんなどの調査によって、キャロル・ケイはアルバム全曲でベースを担当しているわけではないのですが、約半分の13曲中の7曲でベースを弾いているのがわかってます。God Only Knowsなどの一部ではギターも弾いています。
I was Made to Love Herは、(Kayeかどうかは別にして)Jamersonではない、と私は思います。 理由は、Jamersonの演奏に特徴的な次の5つの要素がほとんど現れないから。 ①全くの繰り返しは少なく、曲展開で微妙にフレーズが変化 ②シンコペーションを多用 ③(②と重なるが)パルスが裏ありの8分、すなわち強弱感・バウンス感のある16分音符 ④唐突な開放弦の適用 ⑤(リマスター音源だと聴き取れないことが多いが、おそらく反ったネックのため)音程が微妙にシャープ 動画の中でKayeでは?と挙げていただいている曲も、いま全部は聴き直していませんが、上記の観点からほとんどがJamersonではない。少なくともJamersonっぽくはない、と思います。