① 全開で走るストレートの終わりにヘアピンがある状況を想定しよう。コーナーリングできる速度には限度があるから、ストレートの速度からその速度まで減速する必要がある。このとき、弱いブレーキングだとより手前から踏む必要があるのに対し、強く短いブレーキングはより奥まで突っ込めるから、当然タイムは短縮できる ② コーナーリングに必要な「きっかけ」の強さは、そのコーナーの通過速度に応じて変わる。より早い速度で旋回するためにはより強い「きっかけ」が必要で、そのために必要な前輪荷重も大きくなるから、ブレーキングは強くならざるを得ない。 つまり、この動画の解説は、コーナーリングのスピードという観点を無視してしまっている点で、正しいとは言えないと思う。 言い換えると、比較的低速のコーナーについては当てはまるが、中高速のコーナーについては適応しないという事。