カフカをはじめて読む人のための動画

[@昌孝渋谷]

カフカをほんとうに理解している人はいないのではないでしょうか？というのも理解しようと努力するが何処かで必ず裏切られる文学こそカフカの真髄であると思うからです。

[@literarymasterpiece-in-japan]

ありがとうございます おっしゃるようにカフカは他の作家のようにはわからないと思います。 カフカとシンクロするみたいになるかどうかの話で。 ああ、シンクロできたと思えばその人のカフカ理解。 心の理解は自分がカフカでないと不可能かなとも思います

[@user-writer1918]

ミシュラン五つ星の江戸前鮨を今、その辺を歩いている百人に食べさせたら美味しいと言うか、否、全員が塩っぱい！と言います。ミシュランの判定員は食通なので伝統的な味の復元に星を付けているようです。カフカを味わうに必要なセンサーの性能が今と昔では違うので、扱いようが難しいですね。

[@literarymasterpiece-in-japan]

その考え方もありですね

[@TANAKASHUJI]

カフカの「城」は面白かったです。延々と続く話、それぞれの立場からの理屈、測量士は本当に要請されたのか・・・と、読み進めば進むほど興味深い展開に、これを読み終わってしまうのがもったいない小説でした。しばらくおいて再読するとまた読み解く視点が異なりそうです。 「審判」の方は、集英文庫の川島隆訳の「訴訟」で読んで、面白かったので、今度は岩波文庫の辻ひかる訳でトライしています。審判は最終章がわかりににくく後半は暗いなあと思うのですが、全体的に見てみると何とも荒唐無稽とも言える話の展開が興味深く感じます。 カフカは城にしろ審判にしろ、多数の異なる翻訳が出ているので翻訳の違いを味わうというのも一つの楽しみ方かもしれません。 カフカを読むと、似たテイストの安部公房も再読したくなり、「方舟さくら丸」をお風呂タイムに読んでいます。安部公房の最も初期の作品である「壁」は未読ですので「方舟さくら丸」の再読終わったら今度は壁の方を選んでみようかなとも思っています。 カフカは一度投げ出したことがあるのですが、2度めで読み方のコツが分かり、こうなるとカフカに嵌ってしまいました。 村上春樹がカフカの影響を受けてるというのも、カフカをきちんと読んでみて初めて納得いきました。 カフカがどういう風に楽しいかが分かると、カフカの影響を受けた日本の作家をじっくりまた味わいたくなります。 新しい小説ばかりでなく、いわゆる名作と言われるみんながよく知っている小説は読書体験が濃厚です。

[@literarymasterpiece-in-japan]

ありがとうございます。審判はもともと夢を書き写したところからはじまったらしいのですが、夢と思って読むと荒唐無稽の展開は、まさに夢の展開ですね。城は、ユダヤ人と神の関係がオーバーラップしていて、ユダヤ教における神とは？というと旧約の神となるわけで、なかなか深くなっていてブラックホールになっていきます

[@TANAKASHUJI]

@@literarymasterpiece-in-japan 実は、カフカの「城」を読んでいる途中から、夢の見え方が変わってきました。いままでは夢から覚めるとその荒唐無稽なストーリーがどこか納得ゆかなかったのですが、カフカに馴染んで以降、夢が紡ぎ出す世界を（睡眠中に夢をみながら）楽しんでいるようなのです。そして目覚めてからも、その夢の世界が鮮やかに記憶に残るようになってきました。自分の中で夢の捉え方に変化が生じたとでも言えば良いのでしょうか。 カフカは、審判に限らず小説の部品を夢から集めてきているのかもしれません。「万里の長城」では工区施工方式を説明していますから、小説も先に夢をベースにして部品をいろいろと集めた後、レゴブロックで造形するように、作品も部品組立方式と想定する事もできそうです。そうすると、あのユーモアチックな展開が納得できるのではと今のところ考えています。

[@literarymasterpiece-in-japan]

@@TANAKASHUJI 夢というものの概念をカフカによってつかんだことで夢に対して意識的になられたのではありますまいか。素晴らしいことですね

[@湯小-h3d]

日本のカフカは安部公房だろ