朗読 谷崎潤一郎『春琴抄』

1933年（昭和8年）「中央公論」
㊟この作品には、今日からみれば、不適切と受け取られる可能性のある表現がみられますが、作品の歴史性に鑑み、原文そのままに朗読いたしました。
谷崎潤一郎
1886年（明治19年）7月24日 -
1965年（昭和40年）7月30日

[@piz2010]

谷崎の人気作の一気の朗読、ありがとうございます。 初めて読んだのは中学の時か高校の時か忘れましたが、「春琴、ほんとうの名は鵙屋琴」と言う印象的な書き出しと、眼を針で突く佐助をよく覚えていましたが、今回、朗読で50年以上振りに聴けて改めて面白かったです。そうだ、佐助の虫歯を春琴が蹴飛ばすのも覚えていました（笑） 春琴と佐助の墓から話が始まるのは、もう二人ともこの世にはいないと最初から読者に明示する意図でしょう、その後、佐助の遺した「春琴伝」を基にした歴史考証のように話を展開しながら、いつのまにか物語の世界に読者を誘って行く手法は谷崎らしいですね。句点や読点が独特なのは、盲人の世界だからでしょうかね。 手放しの女人崇拝、サド・マゾ的な性愛など谷崎的なテーマを、芸道の主従関係に包んで小説に結晶させたところが見どころですね。佐助も春琴も不思議な人物で、不思議な小説でもありますね。 余談ながら、私は悪質な眼病から片目を失明しかけた事があるんですが、幸運にも特効薬があって、その薬を眼球に注射してもらって治癒しました。佐助とは違って眼球の白眼の部分に針を刺したんで、もちろん局所麻酔が必要でしたが、グググっと針が刺される感覚はありました。怖かったです（笑）

[@seichan_bungaku]

お聞きくださりありがとうございます。 『春琴抄』は映画のイメージが強かったのですが、実際読んでみると『夢の浮橋』や『蘆刈』とよく似たイメージ、手法の作品だなと感じました。現実世界と架空の世界が微妙に重なりあっていき、渾然一体となる快感のような…。 ググっと針が刺される感覚…怖すぎます。白目が硬いとか黒目が柔らかいとか、谷崎潤一郎はそんなことよく知ってましたね。

[@makiana5110]

とても聴きやすかったです。ありがとうございました。

[@seichan_bungaku]

ありがとうございます☺️

[@ms4837]

自分も普段から音読してるんですが、春琴抄は句読点が少なく読みづらい。これだけ流暢に朗読されてるって事実のみにおいても尊敬します。

[@seichan_bungaku]

ありがとうございます。

[@kaban1977]

この非常に読みにくくかつ素晴らしい文章をこれほど流暢に読んで頂き本当にありがとうございます。自分で読んだ時よりも感動しました。あらためて谷崎潤一郎という作家の凄さをおもいしりました。

[@seichan_bungaku]

ありがとうございます。 冥利に尽きます。

[@SiriusEyes0081]

日本文学の至宝、谷崎の春琴抄に最高の朗読でした。贅沢な時間ありがとうございました。 覚えず涙が溢れました。 いつか吉野葛も聴かせて頂ければと思いました。😊

[@seichan_bungaku]

ありがとうございます。 吉野葛ですね、承知いたしました。 挑戦してみます。

[@user-gw6xt2ym7u]

聞きやすい朗読でとても良かったです。 春琴抄、学生の頃に数回読んだ時とはまったく違った発見が今回至るところにあって、年を重ねて初めて分かることって多いなあと実感しました。 そういう意味においても、文学って奥深い精神性が宿る媒体として重要だと思いました。 すばらしい朗読をアップしてもらって、大感謝です。

[@seichan_bungaku]

お聞きくださりありがとうございます。 おっしゃる通りですね、年を重ねてわかることもあるし、また心に響く箇所が、読んだ時の自分の状態によって変わってくるのも、書物の面白さだと思います。 お楽しみいただけて嬉しいです。 ありがとうございました。

[@user-cn1gn4tx2x]

素晴らしい朗読でした♪実際に目で読むのと違い、大変に感動しました。この歳になって昔を思い返しながら聞いていました。言葉の力、日本語の奥深さに改めて驚かされています。本当に素晴らしい朗読をありがとうございました😭

[@seichan_bungaku]

ありがとうございます。 谷崎潤一郎の華麗な文章を、少しでも表現できていましたら幸いです☺️

[@user-qt5ob5vc9x]

あああ、好きなやつです。ありがとうございます。おやすみ朗読として聞かせて頂きます。興奮して目が開きそうだけども

[@seichan_bungaku]

お役に立てましたでしょうか☺️

[@NASDAM100]

春琴抄、ありがとうございます。一般的には谷崎潤一郎の最高峰でしょうか。映画とは違う世界観に痺れました。

[@seichan_bungaku]

映画とはイメージが違いますね。この世界観を百恵ちゃんが表していたらえらいことだと思います…。と言っても映画は幼い頃に見たので、よく覚えてはいないのですが。 「一般的には」とおっしゃると、DAM。様にとっては何が最高峰になるのか気になります…☺️

[@user-hr5uc3uf5h]

聴覚の世界を楽しみました。ありがとうございます。 やあチリチリガン、チリチリガン、チリガンチリガンチリガーチテン、トツントツンルン、やあルルトン

[@seichan_bungaku]

ありがとうございます☺️

[@AtelierSanzui]

偶然ここに辿り着きました。 聴きやすいながらも、イマジネーションを喚起する朗読だと思いました。他も色々聴いてみます。

[@seichan_bungaku]

ありがとうございます。 お楽しみくださいませ☺️

[@tablet3691]

句読点がなく、かつ谷崎特有のセンテンスの長い文章を適宜きって、絶妙に歌い上げるその技量に感服の至り。また谷崎の器量川端より上と新たにした次第。

[@seichan_bungaku]

ありがとうございます。

[@user-ij5tp6pd8t]

ここまで人を愛せるのかと感動して泣きました。だけど目は無理です目は無理です… 素敵な朗読をありがとうございました。

[@seichan_bungaku]

そう…目は無理ですよ、いくらなんでも。しかしそれによって佐助は新たな官能の世界に旅立つわけで、何が幸するかわからないものですね。 現実離れしたこのような設定をも、いかにもあり得るように描き綴る、まさに谷崎潤一郎の真骨頂という気がいたします。 ありがとうございました。

[@bananab0ys121]

谷崎の作品は現代でもサブカルとして通用する魅力があります

[@_h4292]

ありがとうございます。日本語の勉強をしてますが、とても役立ちます！

[@seichan_bungaku]

お役に立てて嬉しいです。

[@user-jz3zq8qz6g]

素晴らしい読み手です。

[@hamzamuhamza240]

ﾀﾆｻﾞｷ、シャボン両者の天才の共演は素晴らしい❗

[@seichan_bungaku]

大谷崎と肩を並べていただいて、恐縮です…💦

[@psichobilly6668]

生涯をかけた壮大なSM文学の極めつけ