朗読 谷崎潤一郎『魔術師』

1917年（大正6年）「新小説」
語注
十二階: 明治23年に建設された凌雲閣。その展望台は浅草はおろか東京でも有数の観光名所となったが、大正12年関東大震災で崩壊した。
ファウン:半羊神。パーン。羊飼いと羊の群れを監視する神で、サテュロスと同じく四足獣のような臀部と脚部、山羊のような角をもつ。
谷崎潤一郎
1886年（明治19年）7月24日 -
1965年（昭和40年）7月30日

[@user-vk8uu9nv7n18]

哲学のない時代でございます。戦争のさなかにあって眼下の老人子供妊婦、どんな人がいるか わからない場所に爆弾を落とすことがついにできなかったフランスの作家、自分の妻を友人に 抱かせて興奮していた谷崎潤一郎、どう生きようが自由であるし、わたくしがその人を軽蔑するのもまた 自由です。

[@atheenaeos]

ビアズリーの絵がステキ。

[@seichan_bungaku]

お話のイメージが、これでした。 ありがとうございます。

[@kazuki3577]

なぁる程・・ですね。 理想郷を舞台として、人口構造物の細かな情景描写、参加型の施設。似ています。 谷崎は男が望む女の情念。乱歩は理想郷にのめり込む男の狂気。で、内容は異なりますが 読んでいるうちに彷彿となるのは解ります。

[@user-vk8uu9nv7n18]

朗読は素晴らしいですが、わたくしは谷崎の作品は全く評価していません。 頽爛した公園と言いながら、そのあとの描写ではケバケバしく飾り立てられたことになっていて矛盾している。 また物語の最後もこれで落ちになっているとは言い難い。２頭の動物になった男女のツノが絡み合って動きが取れなくなりましたとさ、おしまい、で　深みも何もない。暗喩もない。

[@seichan_bungaku]

お聞きくださりありがとうございます。 好みもありますので、仕方がないといえばそれまでなのですが…。 この作品には『人魚の嘆き』に通じる「大人のお伽話」のような色彩を感じています。筋はどうでもよくて、言葉の魔術にかけられて幻惑されていく過程を楽しむような、一種の「夢」のような世界に入り込むような、そんな味わいがあると思うのです。そういう読み方が好きな人もそうでない人もおられますので、そこをどうしようというわけではありませんが、一応、弁護しておきます😅

[@user-vk8uu9nv7n18]

@@seichan_bungaku では表現の矛盾もOKなんでしょうか？頽爛した公園ならぼろぼろな はずですが？論理破綻もOKなら頭の悪い小学生に描かせればいいのでは？ オチがなければ作品として成立しないのではないですか？やたらと大仰に古めかしく 彳立などと書けば「名作」「文豪」でしょうか？どう書こうが自由ですが駄作は永遠に駄作です。

[@鼈甲墨狐]

谷崎潤一郎の魔術師 朗読がとても 素晴らしいです

[@seichan_bungaku]

ありがとうございます😊