【朗読】壺井栄 「八津」 朗読・あべよしみ

[@user-vg7ev2rq6t]

私も、復員した人が黙々と 野良仕事に励む姿が印象にのこります。彼らは、戦死した人のいる家族を思えば、もろ手を挙げて自分の生還を喜べない。彼らは沈黙することで、自分の気持ちを察してくれ、と叫んでいるかのようです。おじいさんと弟まで亡くなり、兄の戦死を予感させて作品は終わります。つらいですね 。お芋のように太った心という表現に、壺井先生は未来への希望を託しているのでしょう。 よく映画などで、駅のホームで小旗を振って万歳を叫び、出征兵士を送る場面がありますが、あれはいっときあったことで、ほとんどの人がひっそりと出征していった、昔、母が言っていました。

[@abeyoshimiroudoku3]

伴孝雄様 ああ、そうなんですね。私も出征のイメージは近所の人々と日の丸の旗に送られて…でした。 考えてみれば戦争末期の頃は兵隊が足りず40代の男性まで招集されたのだから、そんな盛大な見送りは長く続いたはずありませんね。

[@user-vv6ut8yd1w]

女の人は強い。 ありがとうございました～😆

[@user-ik7ye7np1w]

あべさん、いつもありがとうございます。今夜も楽しく拝聴いたしました。 この作品に出てくるヤツガシラ、私はてっきり魚の名前かと思っていたのですが、どうやら同名の野菜があるみたいですね。どういうものなのでしょう？ お爺さんが付けてくれた名前の「八津」はきっと八つの海、つまり大きな世界を表している素敵なお名前だと思います。

[@abeyoshimiroudoku3]

田中オヤジん様 ありがとうございます😊 ヤツガシラは里芋の大きいのです。地方によって呼び方が違うかもしれませんね。 私の感覚では、よくお正月料理の煮しめに入っています😊