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昨年のフェニックスホール公演のライブ映像からジョン・ダウランド作曲「ラ・ミア・バーバラ」という曲をお届けします!
La Mia Barbara / John Dowland
ラ・ミア・バーバラ / ジョン・ダウランド
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≪曲について≫
イタリア語で「私のバーバラ」というタイトルがついている曲。落ち着いてゆったりとした雰囲気を持つ華麗で美しい曲。曲はA,B,Cと3つのセクションに分かれていて、各セクションはダウランドらしい美しい装飾を伴って繰り返される。
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≪作曲者について≫
ジョン・ダウランド (1563-1626)
おそらくリュート作曲家としては一番認知度が高いジョン・ダウランド。16世紀後半から17世紀初頭のデンマークやイングランドで活躍しました。ダウランド自身が優れたリュート奏者であったため、楽器の特性を活かした演奏効果が高い作品を数多く作曲しました。またルネサンスとバロック時代の間に活躍したダウランドは、それまでのルネサンスの時代にはなかったバロック式の劇的な感情表現もリュート音楽に取り入れました。代表作である歌曲“流れよ我が涙”のように、悲しみの感情を音楽で表現するのが得意だったことから“嘆きの作曲家”と評されることもあります。ダウランドの曲を聞くと、エリザベス朝時代の気高く、どこか物悲しい、そんな当時の雰囲気が良く伝わってきます。
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会所幹也(かいしょみきや) 1991年生まれ、大阪府八尾市出身。幼児教育の専門家である木村英明氏に4歳よりギターの手ほどきを受ける。幼少期より毎年コンクールに出場し、入賞を重ねる。 ウィーン国立音楽大学ギター科においてアルバロ・ピエッリ氏のもとで研鑽を積み、修士課程を最優秀の成績(Auszeichnung)で卒業。在学中より、クラシック以前のルネサンスやバロック時代の音楽に高い関心があり、古楽器リュートにおける歴史的演奏法を学ぶ必要性を強く感じるようになる。 2019年、リュートへの転向を決意。ドイツに拠点を移し、フランクフルト国立音楽大学にて、本格的にリュート及び通奏低音楽器であるテオルボの研究を始める。同大学においてリュートにおける数少ないソリスト、また通奏低音奏者として国際的に活躍する今村泰典氏に師事。 2022年、リュートを本格的に初めてわずか3年で、リュート界唯一と言われる第11回マウリツィオ・プラトラ国際古楽コンクール(イタリア)にて優勝。 温かく透明感のある音色で聴衆に語り掛ける、次世代のリュート奏者として注目を集める。また近年は拠点ドイツのみならず、日本での活動も本格化させている。 令和2年度文化庁新進芸術家海外研修員。2020年から7期に渡り、野村財団奨学生。2022/2023年度ドイツ政府公式奨学生。2023年NHK-FM リサイタル・パッシオ出演。
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