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ポロポロとギターを弾きながら
「ギターで楽しむタンゴとその生い立ちの音楽」
その5 (スペインのハバネラ)
【La Paloma Yradier Arr.F.TARREGA ラ・パロマ 作曲イエラディエル 編曲タレガ】
・ハバネラとタンゴとの関係
ハバネラという音楽は1791年にハイチ革命が起こったときにキューバに逃れた避難民がキューバにもたらしたと伝えられています。その後キューバで人気となりそのリズムが船乗りによって、2の国に伝えられたようです。
1つがスペイン。スペインに輸入され非常に人気となり、このリズムがアルゼンチンからやって来たタンゴとも融合してタンゴの成立に大きくかかわっていたようです。
2つがアルゼンチンに上陸してアルゼンチンのミロンガ他のリズムとかかわりあってタンゴのルーツに大きくかかわっているようです。
・作曲者と曲の説明
イラディエル(①809-1865年)はスペインのバスク出身の作曲家です。彼は精力的にパリ、ロンドン、ロシア、ドイツ、ニューヨーク、キューバなどの各地を旅行し貴族社会や芸術家の間でよく知られていたと言われています。
「ラ・パロマ」キューバに旅行した時にハバネラのリズムを使って書かれました。
題名の「ラ・パロマ」はスペイン語で「鳩」を意味し、歌詞の内容はハバナを去る自分を鳩に托す歌詞となっていると言われています。
この歌はスペインと米国、メキシコで人気となり、ハバネラの知名度に貢献したようです。イラディエルのハバネラ El arreglito を、ビゼーはスペインの民族音楽と誤解して、オペラ『カルメン』の有名なアリア「恋は野の鳥」に流用されたり、エドゥアール・ラロも『スペイン交響曲』第3楽章の旋律をイラディエルのハバネラ La negrita から取っている。
・タレガとの関係
タレガは1852年の生まれで年代的には重なっているのですが多分実際に会ったことはなかったのではと思います。
タレガが編曲したことについて、私の考えとしてはタレガの性格からすると積極的に編曲したのはではなく生徒さんとかコンサートをしたときにアンコールが多くてそれに応えてギター用に編曲したのかなと思っています。
参考
1動画の背景は作曲したセバスチャン・イエラディエルです
2使用ギターは 松村雅亘 1991年製作(ブーシェ・モデル)