AI化した自然、と言うより情報自体の相転移が発生すると言えるのではないでしょうか?生物の形態・生態・様態は生体高分子でプログラムされ、分子担体情報の展開過程が進化の流れを作ってきました。 しかし神経細胞の中で情報を担った電子担体情報が人間の肥大化した脳で大量の情報処理を高速で行うようになりました。 さらにこの電子担体情報は、脳から外化し(養老先生の仰る脳化)、半導体へ、ネットワークへと拡張しています。デジタルネーチャーはこうした電子担体情報の相転移した相、フェーズ、段階を示すと言えると思います。 上で仰られた「始めに終わりがあって」と言うのはこうした、相転移で始まる相、層の積層システムの流れであろうと、思います。 今後の予測はまた、よく言われるグローバル・ブレインの内に電子担体情報がイマージナル・ワールドをバーチャルに広げていく拡張情報様態が展開し、さらにその上に宇宙衛星ニューラル・ネットが生まれ、グローバル・ブレインの新皮質となるのではないでしょうか。 その後に何れ訪れる太陽系崩壊の環境適応を、情報進化過程は進み、フリーマン・ダイソンがInfinite in all directionsで示した宇宙蝶に様態を変化させるしかないでしょう。まさに無為自然、落合先生が荘子から引用している蝶へと至るわけですね・・。