【漫画が面白ければ勝てるからこそ、高みを目指す人たち同士の良い環境づくりが必要だ】漫画家ためになるラジオ【vol.046】

漫画業界に限らずどんな業界においても、お互い真摯に高め合う人たちもいれば、ただ腐ってるだけの人たちもいます。
だからこそ、「どこに属せるか」が本当に大事なるのではないでしょうか。
以前このラジオでは『漫画家になりたい！という熱意が保てない』というお悩みをいただきましたが、「自分には全く理解できない」という反響もあった一方、「実はものすごくよくわかる…」というお便りもたくさん寄せられました。
正解は人それぞれという難しいテーマですが、質問者の方は自らこの問いを立てたことで、「自分の一歩先をいく人たちの背中が欲しかったんだ」という素晴らしい気づきを得られたようです。
漫画家は個人の事業かもしれませんが、孤独ではないことが創作にとって良い影響を及ぼすのではないでしょうか。
今回はあらためて、お互い高め合っていくような、ただの仲良しこよしではなく「お前やるじゃないか」と認め合うような関係性の形成について、考えていきたいと思います。
【今回のテーマとなった配信】
▼【漫画家という職業に特別な憧れを感じられなくなったら、描き続けないほうがいいのか】漫画家ためになるラジオ【vol.041】
• 【漫画家という職業に特別な憧れを感じられなく...
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#漫画 #描き方 #テクニック #漫画家志望
【今回紹介させていただいたご質問】
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ラジオネーム：たなか　さん
＝＝＝ご質問内容＝＝＝
vol.41の質問者のたなかです。取り上げていただきありがとうございました。
以下、質問への補足と、気付きと、お礼のお便りです。
私は幼少期、漫画を読むのが大好きで、漫画家という職業に強い憧れを持ちました。
荒川弘先生、大友克洋先生、小畑健先生などが好きです。
逆に、web配信のデジタル漫画の多くがどうしても好きになれません。作者の事を「漫画を描くのが好きな人・こだわりがある人」に見えないのです。
3Dモデルをなぞったキャラ絵、既存の貼り付け背景、既視感のあるストーリーなど…
「漫画を描くのが好きならなぜ自分で背景を描かない？なぜストーリーをもっと試行錯誤しない？なぜもっと長時間漫画を描きたくならない？」などと思ってしまいます。
第一線の週刊連載漫画家と、数多いるweb漫画家…どちらも一括りに同じ「漫画家」なのは、本物のプロに失礼だ…という気持ちが大きいので、夢のプチ成就のためにSNSで安易に漫画家を名乗ることは私にはできないです。
他者からどうこう思われたい承認欲求はまるでありません。
特に読者を意識して漫画を描いた事はなかったです。自分が読んで面白いか、上手いか、プロ並みか、だけで生きてきました。
届けたい読者は思い浮かばないので、ひとまず、過去の自分を読者と見立て、過去の自分が今の自分を尊敬できるような漫画が描けるようになろうと思います。
ラジオを聞いて、「私は、自分よりすぐれている人達で視界を埋めるのが好きなんだな、自分よりすぐれている人達の背中を追うのが好きなんだな」と、ふと気付きました。
私には学がなく、末端の簡単なアルバイトしかできません。そんな私の視界に入ってくるのは、お金さえもらえれば仕事なんかしたくない人や、他人の見ていないところで手を抜く人たちです。
職業そのものはどれも等しく尊いのだと思います。しかし私の周りには、自身が従事する職を尊いと思いながら手を抜かずに働いているという人がいません。
末端の私の視界に入ってこないだけで、どの業界も、活躍しているトップ勢はきっと真摯な人柄なのでしょう。
この構造がどの職も同じなのなら、トップ勢と知り合う可能性が私にもワンチャンあるかもしれない漫画業界で引き続き努力し、紙雑誌の商業プロを目指そうと思います。
一流のプロ漫画家や編集者さんの、SNSではないリアルコミュニティに属させてもらえるようになるのを今後の目標とします。
ラジオを拝聴し、指針が固まりました。
この度は本当にありがとうございました。
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ラジオネーム：マンガ作り練習中　さん
＝＝＝ご質問内容＝＝＝
以前質問をさせて頂きましたが、今回も（思わず）感想を送らせて頂きたいと思います。度々失礼します。
質問者たなかさんの気持ちに共感したアラフォー女子です。私も小さい頃、漫画家の先生のように素敵な絵とストーリーを描きたい！！と思い漫画家になりたいと思っていました。
漫画家は憧れの職業だと思っていましたが、実際漫画を描いてみると、一コマ一コマ絵を描き、エグい時間のかかるトーン貼り作業の現実を知ると到底なることのできない仕事だととうに諦めてしまいました。
しかし、この今の時代、デジタルツールが当たり前になり、時間と労力がかなり減ったことや、SNSにより簡単に漫画を世に出すことができるようになったことで、漫画家志望（漫画を描きたい人）が増え、神格化はかなり減ったことは事実だと思います。
そして、ごとう先生の話されたお知り合いの方と逆で、私は結婚して子供も産み、マイホームを手に入れて、漫画とは全く関係のない仕事を今までしてきました。
漫画家になりたい！と思ったのは、今まで本当にやりたかった仕事を今までできているのか？このまま周囲が期待する人生で終わっても良いのか？とふと疑問に思いました。この歳になってしまい、本当に漫画家になれるかどうかは分かりません。
漫画を勉強していくにつれ、ただ“憧れの漫画家”というだけでなく、漫画のロジックや面白さを学ぶことができ、今はとっても楽しいです。
今は漫画の面白さを読者に伝えることができるかどうかが、私の一番の目標かなと思っています。
人それぞれ漫画家の動機は違っていても、漫画の面白さが伝わる世の中にしていけるといいのになと思いました。
これこそ長文失礼致しました。
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[@けんたな-r8s]

いつもためになるお話に勇氣づけられ、励みになってます。 今回は動画の視聴者さんのお便りに感銘を受けました。同じ悩みも共感することができて、ためになる空氣を味わうだけでなく胸にダイレクトに刺さりました。みなさんも漫画に本当に真剣に向き合って考えて動いているんだと改めて感じさせられました。 高みを目指す視聴者さんと少しでも共感して学びになっている時点で、もうすでに環境づくりはできているんだと思いました。 またためになるラジオを楽しみにして頑張ります！ ありがとうございます。

[@あやあや-b7g]

ヨシキさんの声小さすぎてききづらいかも？

[@blue3636-b1v]

漫画家に憧れるでもなく、真剣に生きるでもなく、ただ虚しく仕事に従事してる社会人です。 ためになるラジオで楽しいと思うのはごとう先生という1人の人間が、すごく真剣に物事を分析してる所だと思います。身近な他人(職場の人、友人など)なかなかここまで何かを深掘りして話できる人いないので、聞いていて楽しいです。タコの話も続きがあれば聞きたいです。

[@ezumiezumi3456]

ごとう先生優しい。

[@sinnohara8584]

ためになる空気を味わうのも大事だと思いました 技術も大事ですが、マインドや気分の方が先ですもんね

[@クツシタ-j4y]

高みを目指している人々の集団の雰囲気はロマンがありますね。 他人や環境は変動してしまうので、自分の場合、その時々の場のエネルギーとして吸収する栄養のような物として捉えています。 自分軸を中心に、内燃機関を動機や楽しさや外から来たエネルギーで回すイメージ。 そうやってワクワクが互いに循環するのが理想ですね。 いい流れが一杯流れ込んで来る場所なら、その環境の土壌から名作がぽんぽん生えて来るのかもとも思います。