木内俊克×砂山太一×本橋 仁「イメージと言葉：モダン／ポストモダンのポスト」

「倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙」展関連プログラム
木内俊克×砂山太一×本橋 仁「イメージと言葉：モダン／ポストモダンのポスト」
「倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙」展に関連し、コレクション・ギャラリーでは特集展示「「ポストモダンの地平」を振り返る」をおこなっています。当館のコレクションである梅田正徳《Tawaraya》（1981／1985）を舞台に、日本建築学会ウェブメディア「建築討論」と協力して鼎談を実施しました。「知的闘争」の空間として提案された《Tawaraya》を体験しながら、ポストモダニズムの文脈に位置づけられる倉俣の作品を糸口として、モダン／ポストモダンのポストとしての現在を考えます。
なお、本企画は「建築討論」における特集「建築のイメージ／言葉」に関連したものです。
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また、ウメダデザインスタジオのご協力に改めて御礼申し上げます。
【登壇者 略歴】
●砂山太一（すなやま　たいち）
建築家・美術家・プログラマー。SUNAKI共同代表。京都市立芸術大学美術学部芸術学研究室准教授。建築をはじめとした芸術領域における情報性・物質性を切り口とした制作・設計・企画・批評を手がける。主な活動に展覧会「マテリアライジング展 情報と物質とそのあいだ」企画代表、建築家中山英之との共同プロジェクト「かみのいし」、webサービス「新建築データ」ディレクション、第17回・19回ヴェネチアビエンナーレ国際建築展日本館展示参加など。
●木内俊克（きうち としかつ）
SUNAKI共同代表。京都工芸繊維大学 未来デザイン工学機構 特任准教授。専門は建築設計、デジタル・ファブリケーションを軸に、建築・都市分野における情報学的領域全般。主な作品に、都市の残余空間をパブリックスペース化した砂山太一・山田橋との協働による「オブジェクトディスコ」や、デジタルを介した解体・既存資材活用を試みた空き家改修「新建築社 小豆島ハウス」。主な活動に第17回・19回ヴェネチアビエンナーレ国際建築展日本館展示参加など。
●本橋 仁（もとはし じん）
建築討論編集長。建築史家、金沢21世紀美術館レジストラー、博士（工学）。メグロ建築研究所取締役、早稲田大学建築学科助手、京都国立近代美術館特定研究員、文化庁在外芸術家研修員としてCanadian Centre for Architecture (CCA)に滞在を経て、現職。建築作品に「旧本庄商業銀行煉瓦倉庫」（福島加津也+冨永祥子建築設計事務所と協働、2017年改修）、編著書に『クリティカル・ワード 現代建築』（フィルムアート、2022年）、『ホルツ・バウ 近代初期ドイツ木造建築』（TOTO出版、2022年）など。
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収録日：2024年7月17日（水）
会場：京都国立近代美術館4階コレクション・ギャラリー
梅田正徳《Tawaraya（俵屋）》（1981／1985）
映像撮影・編集：Ufer! Art Documentary
関連展覧会
「倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙」
会期：2024年6月11日（火）～8月18日（日）
会場：京都国立近代美術館3F企画展示室
「2024年度 第2回コレクション展　「ポストモダンの地平」を振り返る」
会期：2024年5月30日（火）～8月25日（日）
会場：京都国立近代美術館4Fコレクション・ギャラリー内