名鉄5000系Ⅱ1次車 2020年5月～2024年4月

2008年3月にミュースカイを除く全ての特急、快速特急の一部特別車化により、1000系パノラマsuper全車特別車編成は廃車の対象になった。しかし、1000系パノラマsuper全車特別車編成は登場からまだ10年～20年程度しか経っていなかった。そこで、1000系の機器と3300系Ⅲの車体を合わせてできたのがこの5000系(2代)である。1次車として、5001F～5004Fが2008年3月に登場した。
3300系(3代)と外観は似ているが、冷房装置は1000系パノラマsuperのものを使用している。また、ユニットは1000系パノラマsuperのものであるため、ひし形のパンタグラフは中間2両に搭載。
車内は3150系2次車と同一であるが、1000系パノラマsuperの界磁チョッパ制御車であるため、床に検査蓋が付いている。
1000系パノラマsuperの電磁直通ブレーキであるため、他の形式の車両とは連結ができない。そのため、先頭部分は赤い2本線が前照灯、尾灯周りに付いている。元々1000系パノラマsuperの運転台は大きめに設計されていたことから、非貫通構造になったが、将来の非常貫通扉を付けれる準備ができるようにした。1800系とは回送の時しか連結しない。そのため、2024年現在、専用のダイヤで運用されている。
警笛は1000系パノラマsuperのものを使用している他、新たに3150系の電子警笛を使用した。
種別行先表示器はフルカラーLEDのものを初採用。
登場当時からの変化として、スタンションポールは青紫系に着色されていたが、後に全て剥離され無塗装になっている。また、2019年度以降、中間車の優先席の位置も変更された。
2024年度現在、5001F～5004Fの4本は名鉄本線系統の車掌が乗務する区間で活躍している。
0:00　5001F
1:02　5002F
1:43　5003F
2:55　5004F