能楽 金春流 能《葵上》予告編 Nohgaku Komparu school Noh play "Aoi no Ue" trailer 【Vimeo有料配信中！】購入3月31日まで※視聴は4月末まで

【能楽 金春流 能《葵上》】
★ ★ Vimeoにて2月10日～4月末まで配信中！ ★ ★
～ 購入は2月末まで、視聴は3月末まで ～
能楽 金春流 各種演能形式 6曲 セット ： 3,600円 vimeo.com/ondemand/7y9naiki/
能楽 金春流 能《葵上》（別売り）：　 1,800円 vimeo.com/ondemand/2u8up5zn/
＜出演＞
シテ　　　山井　綱雄　（シテ方金春流）
ツレ　　　井上　貴覚　（シテ方金春流）
ワキ　　　野口　能弘　（ワキ方下掛宝生流）
ワキツレ　野口　琢弘　（ワキ方下掛宝生流）
アイ　　　大藏　基誠　（狂言方大蔵流）
笛　　　　小野寺竜一　（笛方一噌流）
小鼓　　　鳥山　直也　（小鼓方観世流）
大鼓　　　柿原　弘和　（大鼓方高安流）
太鼓　　　桜井　　均　（太鼓方金春流）
後見　　　横山　紳一　（シテ方金春流）
　　　　　村岡　聖美　（シテ方金春流）
地謡　　　辻井　八郎　（シテ方金春流）
　　　　　佐藤　俊之　（シテ方金春流）
　　　　　本田布由樹　（シテ方金春流）
　　　　　中村　昌弘　（シテ方金春流）
　　　　　金春　飛翔　（シテ方金春流）
光源氏の正妻である葵上が物の怪に取りつ憑かれ、病に伏しています。大臣の命令で、照日の神子が梓の法で葵上に取り憑いている怨霊を呼び寄せます。すると、六条の御息所の怨霊が現れ、光源氏の愛を失ったことを嘆き、葵上を恨み打ち責めたてて立ち去ります。横川の小聖が加持祈祷をするために呼ばれると、そこに六条の御息所の生霊が鬼女の姿で現れ、両者は激しく争います。六条の御息所の怨霊は横川の小聖により祈り伏せられ、心も和らぎ成仏を遂げます。
折り畳んだ出シ小袖が舞台には現れない葵上を象徴的に表しています。前半の葵上を打つ枕ノ段、後半の息詰まる祈リの場面と、見どころが連続します。
葵上は元は近江猿楽で演じられていた曲でした。近江猿楽の犬王が《葵上》を演じていた頃は、現在、舞台には出さない車の作リ物と六条御息所の青女房が出ていました。青女房というのは貴人に仕える侍女のことです。
それを本文・演出ともに世阿弥により改作された曲が現在の《葵上》です。車の作リ物は以前に賀茂の祭の際、車の立てどころをめぐり葵上の従者から受けた屈辱を象徴するものですが、車を出さない演出の方が舞台の進行上まとまりがあります。また、六条御息所の生霊が葵上を打つ場面で照日の神子が「この上はとて立ち寄りて、わらわはあとにて苦をみする」という言葉も本来は青女房の台詞でした。世阿弥の改作の面影が見られる場面です。
《葵上》は『源氏物語』「葵の上」をもととしています。中世の一般の観客が『源氏物語』を知っていることを前提に作られています。しかも、舞台上、重要な役割を果たす照日の神子や横川の小聖は『源氏物語』には出てこない創作上の人物であり、能を作った際の自由な発想により劇的な能に仕上がっています。
光源氏との楽しかった日々とその愛情を失った哀しみ、葵上への怒りと最後に訪れる成仏への喜びなど、人間の喜怒哀楽が舞台上で見事に描かれています。特に前半ではシオリという涙を流す型が出てきます。怒りや恨みだけではなく、哀しみが表されています。後半は般若の面を掛けた鬼の姿となります。般若の面は女の鬼で角と口まわりは怒り、目元は悲しみをたたえた能を代表する面の一つです。
能《葵上》は六条御息所の心情が劇的な展開の中で描かれた屈指の名曲です。
【能楽 金春流 各種演能形式 6曲 セット 】
日本が世界に誇る様々な古典芸能。その中でも能楽は日本の他の様々な古典芸能や文化のルーツとなっているものです。700年近くも続く世界最古の演劇であり、究極のミニマリズムのによる難解さにもかかわらず、長い歴史を経ても残る洗練された総合芸術として世界の人を魅了しています。能楽にはシテ方は現在でも五流派が残っております。金春流は室町時代に足利義満の庇護により能楽が成立するずっと昔より、代々神事などの芸能を行ってきた古い流派です。
Vimeoサイト ⇒ vimeo.com/ondemand/7y9naiki/
《セット内容 & 価格》
特別セット価格 3,600円
　　　別売り価格
素謡 《翁》金春憲和 他 600円
舞囃子 《高砂》髙橋忍 他 960円
能 《経政》本田芳樹 他 1,800円
独吟 《野宮》本田光洋 480円
仕舞 《船弁慶 キリ》金春穂高 他 480円
能 《葵上》山井綱雄 他 1,800円
【6曲セットのご購入方法】
1. Vimeo（ヴィメオ）のアカウントをお持ち出ない方は、新規ユーザー登録を行う。
－アプリをダウンロードするか、 vimeo.com/jp/ にアクセスし、新規登録を行う
※Webサイトから登録する場合
－vimeo.com/jp/ のページの中央あたりの「無料で登録」ボタンを押下。
－名前、メールアドレス、パスワードを入力して「Eメールで登録」ボタンを押下。
2. Vimeoの金春流動画6本セット購入セットにアクセスし、購入する。
－ ブラウザから vimeo.com/ondemand/7y9naiki/ にアクセスする。
－ 右側の 「3,600円で全部購入」と書かれている青いボタンを押下。
－ 支払い情報（クレジットカードなど）を入力して購入する。
※ 購入後は2021年3月末までは、何回でもいつでも視聴可能です！
シテ方五流儀が年に一度、一堂に会して行う式能など、古式に則った能の公演は《翁》から始められています。その《翁》から《高砂》《経政》《野宮》《船弁慶》《葵上》をまとめてご覧いただけます。御代を寿ぐ神、この世に思いを残した武士、悲しみを湛える女性…。三間四方の能舞台で繰り広げられる、静と動、バリエーション豊かな物語を、ひとりの謡だけで聴かせる「独吟」から、フルオーケストラとなる「能」まで、様々な上演形態でお楽しみください。
全動画の冒頭に曲のあらすじを表示し、能に馴染みのない方でも話の概要がわかるように工夫しました。曲中の要所にも解説をつけており、英語・中国語の翻訳もあります。
日本語字幕には全編に詞章（ししょう・謡の言葉）を記載しました。能の謡は、面にこもって聞き取り辛かったり、お囃子に重なって聞こえづらくなったりと、能に慣れていない方には何と言っているのかわからないことがあります。そういった方や一緒に謡いたい方のために、日本語字幕をオンにすることで詞章を表示できるようにしました。
能の本質である省略の美・引き算の美は優れているものとはいえ、観客に多くの前提知識を求めます。能を鑑賞すた昔の日本人は、ストーリーはもちろん、謡のことばの端々や裏にある様々な隠れた意味などを知り尽くしている事が前提でした。現代では、古典をお好きな方や能楽の研究者でもない限り、なかなか日本の古き良き古典への知識を深める時間がありません。能には、謡を聞いただけでも、現代語訳を見ただけわからないような、実はそこに何かがある、誰かがいる、あっという間に時空が飛んでいる、さらに言葉の裏に実は2重、3重に意味がある、といったことがよくあります。そういった点を、各ポイントで最低限解説し、美しい音や動きを楽しむだけでなく、できるだけ能を物語としても観ていただけるように工夫しました。
動画はこういった工夫ができるという面で、能楽との親和性が高く、能楽堂に行くのはハードルが高いと感じている方にも最適です。なるべく解説をつけたもののすべては説明しきれていません。長年の歴史を持つ奥の深い世界であるため、一生をかけて研究される方も多く、どんどんと知識を広げていけることが能の魅力でもあります。この動画をきっかけに、現代の私たちが忘れてしまった日本の古来の考え方、美しいもの、現代にもつながる人の真理などが、能を通じて多くの日本の方・世界の方に届くと幸いです。
映像からでも伝わる事も多くあるとは思いますが、生の音を体で感じられるライブの魅力はまた格別です。実際の能舞台で皆様にお会いできるのを楽しみにしております。
【各曲について】
6曲の冒頭は素謡《翁》です。《翁》能楽の中でも最も大切な能であるにもかかわらず「能にして能にあらず」と言われる、能が始まる前の古くよりずっと神事として奉納されてきたのが《翁》です。正式な能の番組では今でも必ず最初は翁です。能《葵上》と能《経政》の2本は省略のない能が全編入っています。能が始まる前に必ず流れるお調べからはじまり、本編が終わり地謡が切戸に戻って舞台から誰もいなくなるまでをお届けします。
美しいお囃子のお調べのあと、静寂の中に始まる能。忙しい現代では考えられない、ゆったりとした登場シーン。そこから謡・お囃子が加わり、物語が展開していきます。アップテンポのクライマックスを迎え、最後に演者、お囃子、地謡が順に舞台を去っていき、再び静寂に戻ります。余韻もふくめ、ゆったりとした時間が流れる能の世界観を映像で感じていただけばと思います。
《経政》は徳も高く琵琶の名手であった平経政が討ち死にした後、仁和寺で自分の弔いをしてくれている行慶のところに亡霊となって現れる話です。行慶と深夜、灯火（ともしび）の中で再会、会話し、琵琶の美しい音色とともに自分もやっと成仏できるかと期待します。ところが、突如戦火の絶えない修羅道に戻され、苦悩するだけではなく、その身を行慶に見られてしまったことを恥じ、せっかくの行慶との繋がりである灯火を自ら消し、修羅道に去っていく、という切ないお話です。中入（なかいり）がなく、シテ（経政）がずっと舞台に出たままで、演者も他にワキ（行慶）しか出ず、能としては短いですが、豪華な装束、華やかな舞、クライマックスでは刀で戦うシーンもあり、美しくまとまった能です。
その他、スピーディーな舞「神舞」が魅力の華やかな舞囃子《高砂》、地謡だけで舞うというシンプルながらも長刀での戦いのシーンが迫力の仕舞《船弁慶 キリ》、ミニマリズムである能においてもこれ以上のミニマリズムはない、舞台にたった一人で登場し、座したまま謡う独吟《野宮》と、様々な上演形式を取り入れつつも、本格的・正統派の古典の能を、いろいろな角度からお楽しみいただけるセットとなっております。
©公益社団法人 金春円満井会
Vimeo purchase site: vimeo.com/ondemand/7y9naiki/
* You can only purchase until the end of March. Once you have purchased, you can watch the movie online anytime until the end of April 2021.
Copyright Komparu-Emmaikai
※该视频的购买期至2021年3月底。 如果在此之前购买，在2021年4月底之前，可以随意观看。
vimeo.com/ondemand/7y9naiki/
古老传统的能乐公演将从《翁》开始，期间能观赏到能乐五流派一年一度仪式性的能。
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