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穏やかで美しく豊かな瀬戸内海。しかし、私たちには見えてなかったもう一つの顔がある。
愛媛県八幡浜市で生まれ育った岩田功次さん(60)は、2016年から本格的に漂着ゴミを拾いはじめた。岩田さんはその活動を通して、海側からしか見えない入江にプラスチックゴミが溜まり続けることに注目。これまで500か所以上のゴミスポットを発見した。
岩田さんは、「季節風や海流が自然に集めるプラスチックゴミを拾い続けることで、海洋ゴミを減らすことができる」と考えている。ただゴミスポットには、船でしかたどり着けない。そのため人目につかなかったのだ。何十年もかけ層となったプラスチックゴミの山。船を使った大掛かりな作業、危険な生物、その運搬は命がけだ。美しい瀬戸内海の裏には、プラスチックによる海洋汚染の深刻な現実がある。愛媛県民にとってそれは、決して他人事ではない。
《スタッフ》
ナレーター:桝形浩人(劇団P.Sみそ汁定食) / 取材:伊東英朗・山本貴洋 / ディレクター:山本貴洋 / プロデューサー:荻山雄一
制作著作 南海放送
《受賞》
第48回放送文化基金 テレビドキュメンタリー番組 優秀賞
第43回「地方の時代」映像祭 放送局部門 入賞