すごい……紅葉の有名な地域(北米ニューイングランド)にいて、常々不思議に思っていた事が一気にわかりやすくまとめられていて感動しました。こちらのシュガー・メイプル(サトウカエデ)改良種は、一本の木で一気に黄色、オレンジ、赤に発色しますが、適応に端を発するさまざまな化学変化の結果という事ですね……。またハニーローカスト(honey locust)の若木は、春に紅葉と見紛うほどの黄色い葉を吹きますが、クロロフィルが生成しきれてないからなのかと納得しました。 クロロフィルが緑を反射する事については、昔、Scientific American というれっきとした科学雑誌でこことほぼ真逆の解説(青の光は高エネルギーだが量が少なく、赤の光は低エネルギーだがふんだんにある。その両端をとって中間を捨てた、という解説)がされており、時代のせいもあったかもしれませんが、いまいち納得しきれなかったもやもやの部分がすっきり解消した気がします。