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3月18日(土)~19日(日)、三重県の鈴鹿サーキットでENEOS スーパー耐久シリーズ2023 Powered by Hankook「第1戦SUZUKA S耐 5時間レース」が開催されました。
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日産勢はST-Xクラスに3台のNISSAN GT-R NISMO GT3が参戦し、# 500 5ZIGEN GTR GT3(HIROBON/川端伸太朗/塩津佑介/金丸ユウ)が終始レースの主導権を握り、ST-Xクラス初参戦にて初優勝を飾りました。ST-Zクラスには2台のNissan Z GT4がレースデビュー。#26 raffinee 日産メカニックチャレンジZ GT4(大塚隆一郎/富田竜一郎/名取鉄平/篠原拓朗)がクラス2位となり、表彰台を獲得しました。ST-3クラスには3台のフェアレディZ NISMO RCが参戦し、#15 岡部自動車Z34(甲野将哉/長島正明/富田自然/元嶋成弥)がクラス優勝を果たしました。
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3月18日 予選
開幕戦のST-Xクラスには、昨年のチャンピオンである#1 HELM MOTORSPORTS GTR GT3(鳥羽豊/平木湧也/平木玲次)に加え、昨年の81号車と9号車の合同チームとなる# 819 DAISHIN MPRacing GT-R GT3(JOE SHINDO/藤波清斗/青木孝行/坂口夏月)、昨年のST-Zクラスチャンピオンであり今季からST-Xクラスにステップアップした# 500 GT-Rという計3台のGT-R NISMO GT3が出走しました。3月18日(土)に行われた予選は、AドライバーとBドライバーの合算タイムで順位が決まります。# 500 GT-Rは、鈴鹿を得意とするAドライバーのHIROBON、Bドライバーの川端がともにトップタイムをマークし、ポールポジションを獲得。#1 GT-Rは5位、# 819 GT-Rは7位となりました。Nissan Z GT4が参戦するST-Zクラスは、#26 Z GT4がクラス3位、#20 ナニワ電装TEAM IMPUL Z(田中優暉/平峰一貴/大木一輝/星野一樹)はクラス7位に。ST-3クラスでは#15 Zがクラス3位、#16 岡部自動車Z34(鈴木宏和/田中徹/田中哲也/小松一臣)がクラス4位、#25 raffinee 日産メカニックチャレンジZ(西村元希/松田次生/佐藤公哉/藤原大暉)がクラス5位でそれぞれ予選を終えました。
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3月19日 決勝
19日(日)午前11時45分、快晴のもとフォーメーションラップがスタートし、5時間レースの幕が開けました。レース序盤は# 500 GT-Rのステアリングを握った川端がトップを快走し、2番手との差を広げます。しかし、1回目のピットインのタイミングがセーフティカー(SC)と重なり、一時3番手まで順位を下げました。# 819 GT-Rはこの機会を捉えて順位を上げ、2番手まで浮上。一時はポジションを落とした# 500 GT-Rですが、HIROBONがAドライバー同士の戦いとなった2スティント目で圧倒的な速さを見せ、# 819 GT-RのJOE SHINDOをオーバーテイクして2番手にポジションを上げました。その後トップを走る#31 LEXUSがピットレーンスピード違反のペナルティを受け後退し、# 500 GT-Rが首位に立ちました。# 500 GT-Rは69周目に金丸にドライバー交替。残り1時間を前に2回目のSCが導入された91周目には、最終スティントを託す塩津にドライバーチェンジを行い、97周目には全体のファステストラップを記録するスピードを見せました。
ST-Zクラスは7番手グリッドからスタートした#20 Z GT4の平峰がSUPER GTチャンピオンの貫禄で速さを見せ、ジャンプスタートのペナルティによって後退した#26 Z GT4に代わってクラス3番手まで浮上しました。しかし、1回目のピットイン時にFCYが導入され、#20 Z GT4はタイムをロスしポジションを落としてしまいました。一方、FCYがSCに移行となったタイミングを利用し、ピットイン戦略に成功した#26 Z GT4は3番手に浮上しました。GT4車両によって戦われるST-Zクラスは、最多のエントリー台数で争われる激戦区ですが、今大会がデビュー戦となるNissan Z GT4は大きなトラブルなく安定した速さを見せました。また、Z GT4で参戦している2チームの総合力も高く、#26 Z GT4の2スティント目を担当した大塚、3スティント目の名取も堅実な走りを見せ、残り1時間を前に、クラス3番手で篠原にステアリングを託しました。残り1時間を切ったところで2番手を走行していたライバルがピットインし、#26 Z GT4は2番手に浮上しました。
しかし残り47分時点でシケインにて大規模なクラッシュが発生。レースは赤旗中断となり、ガードレールの損傷が激しいことからレースは再開されず、そのまま終了となりました。その結果、トップを走行し続けていた# 500 GT-Rが開幕戦鈴鹿大会の総合優勝を果たしました。#1 GT-Rは4位、# 819 GT-Rは6位となっています。ST-Zクラスは#26 Z GT4がクラス2位、最終スティントに再び平峰を起用し追い上げを図った#20 Z GT4はクラス5位となりました。Nissan Z GT4はデビュー戦で好結果を得、今後の活躍に期待がかかります。ST-3クラスのZ34勢は、レース序盤に#16 Z、#25 Zともに車両トラブルを抱えポジションを落としましたが、#15 Zがライバル勢を凌ぐ速さを見せ、#15 Zがクラス優勝を果たしました。S耐参戦を続ける岡部自動車にとっては、2018年以来の勝利となりました。
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