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作陽高校ゴルフ部は昨年11月の女子プロテストで、卒業生ら4人が難関を突破しました。
OGの渋野日向子選手と同世代・合格者2人へのインタビューから、強さの秘訣「作陽魂」に迫ります。
2015年度卒業、成澤祐美。
(成澤祐美選手)
「正直そのとき実感はなかったんですけど、”本当に受かったんだ”と、やっとスタートラインに立てたうれしさはありました」
2017年卒業の須江唯加。
(須江唯加選手)
「プロテストって受かることがあるんだって、何かそこは信じられなかったですね」
例年、合格者20人ほどのプロテストで、作陽高校は、彼女たち4人が合格する快挙を成し遂げました。
今回、母校の練習場で行ったインタビュー。
難関を突破した2人が何度も口にしたのは、自分のゴルフをする大切さでした。
(須江唯加選手)
「他人ではなく、自分のゴルフを考えてプロテストにのぞみました」
「ゴルフってそもそも個人競技だから、結局みんな同じ部活でもライバルだったですし、個人競技と言うのが大きいと思う」
今、作陽高校出身のプロゴルファーと言えば、渋野日向子選手。
2人はかつて、ともに全国制覇を果たすなど同世代です。
(成澤祐美選手)
「悔しい気持ちはあったありますみんなあると思う」
(須江唯加選手)
「頑張ろうと思うしかない」
プロテストは年1回の一発勝負で、合格率はわずか数%という狭き門。
かつての仲間との差に焦りを感じるなか、支えとなったのが作陽で学んだ日々でした。
(成澤祐美選手)
「この100人の中で20人に入ると思うのではなく、1打でも良いスコアで上がろう上位に上がれるあまり順位とかではなく」
(作陽高校ゴルフ部 田淵監督)
「さすがお姉さん」
次々とプロゴルファーを輩出する作陽高校のゴルフとは…。
監督は放任主義です。
(作陽高校3年 久崎成 選手)
「自由です。自分で解決する、自分で解決できなければアドバイスをもらいにいく」
(作陽高校ゴルフ部 田淵監督)
「直さないといけないと思うことは指導しますが、いい調子の時にさらに良くしようとするとゴルフは悪くなる」
1打で、人生が変わるシビアなスポーツ。
コースに出れば、誰も助けてくれません。
(作陽高校ゴルフ部 田淵監督)
「調子がいい時は、みんな同じレベルです。ここ一番要所要所ゴルフができるかどうか」
大切にしているのは自分を律し、苦しさの中で揺れない心。
今年のプロテストは、なんと現役の3年生がトップ通過を果たしました。
(作陽高校3年 尾崎彩美 選手※プロテストでトップ合格)
「プロは厳しい世界とは分かるけれど、プロになる自信があるので心のどこかに」
躍進の鍵の一つ、重んじてきた自主性です。
(須江唯加選手)
「練習中ずっと怠けている人もいれば、ずっと打ち続ける人もいるし」
(成澤祐美選手)
「縛られないなかで、自分でコツコツやっていく。高校卒業して今でも生きています」
そして、ゴルフは天候などわずかな差に左右され、勝ち続けられないスポーツ。
だからこそ、もう一つ大切にしていることがあります。
(Q.渋野選手に伝えたいことは?)
(作陽高校ゴルフ部 田淵監督)
「成績がでなくて本人も落ち込んでいる時期だと思うけれど、激励することはないですけど、自分のペースで楽しんでゴルフをしてほしい」
(渋野選手)
「しっかり今の自分を信じて、楽しんで戦えたらいい」
困難を楽しむ強さを養ってきました。
(須江唯加選手)
「基本つらいことが多い。毎回勝てるわけではない。挫折した時に楽しくなければ投げ出してしまう。他に楽しいことを見つければいいから」
「つらいことがあって、自分に何が足りないのか、それが練習でできたとき楽しい。うれしいと思うから続けられると思いますよ」
悔しさを力に変え、壁を乗り越えた2人。
今、新たな刺激となっています。
(作陽高校ゴルフ部 田淵監督)
「泣きながら死にそうな顔をして上がってきた。良いスコアがでる状況ではなかった…」
ここで出会えるのは、ゴルフを楽しむ強い心と仲間です。
(Q.今年の目標は?)
(成澤祐美選手)
「目標は優勝して、ツアーに参戦している先輩や後輩に少しでも早く追いつきたい」
(須江唯加選手)
「ステップアップツアーの賞金ランク10位以内。でも10位以内に入るには1勝しなければならないと思うので、最低1勝」
(作陽高校ゴルフ部 田淵監督)
「しっかり作陽魂で楽しみながらいい成績を残してほしい」
2022年の女子プロゴルフは「作陽魂!」
作陽魂に注目です。
(2022年1月11日放送)
RSKニュース:www.rsk.co.jp/...
RSK山陽放送:www.rsk.co.jp/
#須江唯加 #成澤祐美 #渋野日向子 #作陽高校ゴルフ部