Рет қаралды 4,778
関西屈指のパワースポットである高野山。そこで『入山税』導入の議論が出ています。
(大吉洋平アナウンサーリポート 3月6日)「高野山にやってきました。後ろに見えているのは金剛峯寺です。けさは小雨が降っていて、少し霧がかかっています。この神秘的な空気に触れようとちらほら観光客の姿も目に入ってきますね」
和歌山県高野町は、弘法大師空海が開いた真言宗の総本山・金剛峯寺を中心に形成された町で、寺の周囲にある宿坊では写経などの修行体験ができるとあって、海外の観光客からも人気を集めています。
(大吉アナ)「椅子が並んでいますね?」
(高野山真言宗 別格本山 西禅院 後藤慈延住職)「そうですね。正座が外国の方は難しいですから。今はインバウンドも含めまして7割の方が観光を目的としたお参りになっていると思います」
(チェコ共和国から来た人)「日本の伝統的な家屋や場所が見たかったんです」
その高野山で今にわかに持ち上がっているのが『入山税』に関する議論です。
(高野町 平野嘉也町長)「日によっては住民の約10倍以上の方がこの2700人の町にお越しいただいている。これは非常にありがたいのですが、多くのお客さまを迎えるにはかなり財源的にも厳しい状況になってきている」
高野町の人口約2700人に対して、訪れる観光客は年間約150万人。多い時は人口の10倍を超える人数が訪れることもあり、それに伴う駐車場の警備やトイレの清掃などにかかる年間の維持管理費約4000万円が高野町と金剛峯寺の負担になっているのです。
町が管理するトイレを見てみると…。
(大吉アナ)「とっても清潔感がありましたね。中は暖房も効いていましたので、確かに維持管理にある程度のお金がかかるというのは想像がつきますね」
さらに観光客も利用する下水道の整備や、渋滞による緊急車両の妨げの対策など、税金を投入しなければならない部分の負担が大きいといいます。
観光客の方々に話を聞きました。
(岐阜県から来た人)「それはやむを得ないかなと思います。存続ってどんなものでもお金がかかると思うので」
(和歌山市から来た人)「この辺の山というのは過疎化しているから、税の負担が大変じゃないかなと」
高野町は2028年度までの入山税導入を目指して、入山税の税額や徴収方法を決めたいとしますが、実は一筋縄ではいかない高野山ならではの問題があるのです。
高野山の中心である金剛峯寺。町と4000万円の維持管理費を共同負担していますが…。
(総本山金剛峯寺・執務公室 藪邦彦室長)「全面的に大賛成ということは言うことができない立場にあると思っています。他の観光地と違う所は、やはりここが信仰の場である。毎日お参りなさって来られる方々もいらっしゃるわけで、その方々からもあえて税を徴収するのか」
信仰目的か、観光目的か、線引きが難しいという課題も浮き彫りになる中、町長は丁寧な議論を続けていきたいと話します。
(高野町 平野嘉也町長)「これから人口も今よりもまだまだ減っていく可能性もある。でもそこから持続可能な参拝地であり観光地であり続けるためにどういうふうな財源の確保が必要かということを考えると、最終的に皆さんがご協力しやすいような形に進めていけたら幸いかなと考えています」
▼MBS NEWS HP
www.mbs.jp/news/
▼最新ニュースや特集を毎日配信 チャンネル登録お願いします!
www.youtube.co...
#関西 #パワースポット #高野山 #入山税 #導入 #神秘的 #和歌山県 #高野町 #弘法大師空海 #真言宗 #総本山 #金剛峯寺 #信仰 #観光 #MBSニュース #毎日放送