【ルート解説】最短コースで登る甲斐駒ヶ岳(北沢峠から双児山ルート~仙水峠ルート周回)Course guide of Mt.Kaikoma

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※2023年10月最新情報に更新
2022年7月2日土曜日、南アルプスの甲斐駒ヶ岳に登りました。中央高速で甲府を過ぎた辺りを走っていると、八ヶ岳の反対側に高くそびえる南アルプス北部の山々。その中でもひときわ目立つのがこの山です。雪が積もっているように白く三角形な山頂。丸い頭の摩利支天を従えたその個性的な姿。ずっと憧れの山でしたが日本三大急登の「黒戸尾根」のイメージが強く、近寄りがたい山でもありました。
今回は北沢峠を起点とした最短コースを使い、日帰りで甲斐駒ヶ岳を楽しむ山旅を計画しました。午後から天気が崩れる予報のため、朝の内に展望が楽しめる場所まで登りたいと思います。そこで、登りは絶景の尾根歩きが楽しめる双児山コース、下山は雨に強い樹林帯中心の仙水峠コースを選びました。
【【お知らせ】
★4Kに対応した編集をしています。メインカメラは4Kで撮影しておりますが、一部のシーンは4K非対応のカメラで撮影しておりますのでそれほど画質が良くありません。薄暗い道のシーンは光量不足により手ブレしていたり、カメラが曇っていて見苦しい場面などがあります。ご承知おきください。
【チャプターリスト】
0:00 オープニング・登山口へのアクセス
2:01 北沢峠~双児山
5:35 双児山~駒津峰
7:46 駒津峰~六方石分岐
9:56 直登ルート~甲斐駒ヶ岳山頂
14:24 山頂~摩利支天~巻きルート
17:45 六方石分岐~仙水峠
20:24 仙水峠~北沢峠・エンディング
【アクセス】
中央高速を諏訪ICで降り、国道152号線で伊那方面へ40㎞程走ります。美和湖を過ぎた辺りで南アルプススーパー林道方面に左折し道なりに数分走ると左手に仙流荘が、そしてそのすぐ先に2つの駐車場があります。国道152号線に入ってからは道の駅はありますが、道沿いにコンビニがありません。夜間に食料などを調達する場合は高遠市街へ少し寄り道するか、諏訪IC付近で済ませる必要があります。
【駐車場・温泉情報】
登山者用駐車場は仙流荘の隣に2つあります。手前が約100台、奥は300台停められますが、ハイシーズンは満車になることもあります。バス停近くにはトイレや無料WiFiもあり地面は水平、夏場は暑いですが車中泊にも向いています。駐車場は5日間まで1000円。出庫時に係の方に支払います。
仙流荘は宿泊だけでなく600円で日帰り入浴もできます。(12:00~20:00)
仙流荘前のバス停「戸台口」から南アルプス林道バスに1時間程乗って、登山口である北沢峠へ向かいます。
【★重要★バス情報】
仙流荘から北沢峠の間の林道はマイカーやタクシーは通行不可。距離も長くクマも出るそうなので徒歩で移動するのは現実的ではありません。そのため、行きと帰りのバスによって計画が大きく制約されます。特に日帰りの場合、行きのバスが遅い時間帯になってしまうと、帰りのバスに乗るために登頂を諦めたり焦ってケガをしたりする事態になりかねません。運行期間や運行時刻は時期によって異なりますのでHPをよくチェックする必要があります。
www.inacity.jp/kankojoho/sanga...
バスは補助席も含めて約30人乗りの車両が数台あります。この日は乗客が多かったので、始発にかなりの台数が出動していました。車中泊した方であってもバス停に並ぶのが遅くなると始発に乗れず、そのバスが戻ってくるのを待たなければいけません。すると北沢峠到着が1時間半ほど遅れますので計画が厳しくなります。
道路側に乗車するための列(1列)、左側に切符を買うための列(2列)ができます。荷物で場所取りをするローカルルールになっているようですので、到着したら両方の列に荷物を置きます。切符を買う列は右がキャッシュレス、左が現金の列に別れます。キャッシュレス券売機は1台、現金は2台あり、圧倒的に現金の列の方が流れが速いです。混雑時は現金で購入することをお勧めします。切符購入列のうち左側の列に並ぶのが一番スムーズです。
(2023年9月の三連休の初日には、早朝3時の時点で乗車列にも切符購入列にも荷物の長蛇の列ができていました。ちなみに前日21時にすでに20個ほど置いてありました。ザックだけでなくスタッフバッグや水筒、ストックなど、色々な物が置かれていました。始発は5:30でしたが、4:48に切符販売開始、5:15に一台目が発車しました。)
下山時、時刻表以外の時間でも乗客が集まり次第発車してくれるなど、柔軟に対応してくれるのでとても助かります。料金は手荷物(小さいザックも手荷物)込みで往復2740円です。
【ルート概要】
①北沢峠~双児山
北沢峠でバスを降りると、多くの方が仙丈ケ岳や長衛小屋の方に向かい、双児山方面に登る人は非常に少なかったです。
双児山までは600m程ひたすら登ります。針葉樹と苔の森の中をつづら折りに登り続けて行きます。階段などはなく、南アルプスらしい自然な姿の山道です。途中、北側の展望が開ける場所があり、ギザギザの鋸岳や北アルプスの槍穂高が見えます。2502m地点まで来ると木々の背が低くなり、道が明るくなります。道は次第にハイマツの稜線になり、振り返ると北岳や間ノ岳、仙丈ケ岳などの名峰がズラリと見えます。双子山に登り切ると、これから向かう駒津峰の先、ついに甲斐駒ヶ岳が全貌を現します。登山口から双児山までは1時間半ほどかかりました。
②双児山~駒津峰~六方石分岐
この間はハイマツやダケカンバなどの灌木に囲まれた岩尾根歩きになります。駒津峰までは比較的なだらかな稜線が続きます。駒津峰で仙水峠からの道が合流し、登山者が増えます。駒津峰から先は岩場が増え、両手両足を使って進んで行く岩場だらけになります。鎖やロープは設置されていませんが、結構急な岩場もあります。8合目にある巨石「六方石」を過ぎるとすぐ、分岐が出てきます。左は岩尾根を直登するルート、右は巻き道を行くトラバースルートです。直登ルートの方が距離は短いですが危険な岩場もあり傾斜も急なので、どちらのルートを選んでも山頂まで1時間です。
③六方石分岐~甲斐駒ヶ岳山頂
「最短コースで登る」というテーマのため、直登ルートを選びました。標高差約250mの急登です。前半はかなり険しい岩登りです。スタンス間の段差が大きいため、足を高く上げないと登れないような難しい箇所もありました。ある程度の身長がないときついので、子連れの場合はトラバースルートにした方がいいかもしれません。後半は真っ白な砂利の道になります。分岐から50分近く登り続け、標高2967mの甲斐駒ヶ岳山頂に到着します。
山頂には小屋やトイレはありませんが、広くて休憩する場所に事欠きません。西には鋸岳に向かって下る尾根が伸びています。東に100m程進むと少し低いピークがあり、石碑や剣が祀られています。黒戸尾根への分岐もこの付近にあります。
④甲斐駒ヶ岳山頂~摩利支天~駒津峰
山頂からトラバースルートを下ります。白い花崗岩の砂利は滑りやすいので注意しながら進みます。20分程下ると摩利支天への分岐が出てきます。ここから摩利支天へは往復40分程ですので、時間に余裕があれば立ち寄りたいです。摩利支天の東側の崖は真下の沢まで1000m以上切れ落ちています。それだけに絶景が楽しめるはずですが、この日は残念ながらガスで真っ白でした。
摩利支天分岐まで戻り、トラバースルートを進みます。登山道脇の花崗岩に一本だけダケカンバが生えています。一体どこから水分や栄養をとって育っているのか不思議です。最後に急な岩場を登ると六方石分岐に戻ります。分岐から駒津峰までは来た道を戻ります。
⑤駒津峰~北沢峠
駒津峰から仙水峠への分岐を左折します。標高差500m程の急な下りが続きます。木々に囲まれ展望はほぼありませんが、正面の木々の隙間から栗沢山が見えます。南アルプスの天然水のCMで宇多田ヒカルが登ったことで有名になった山です。
変化に乏しい急坂を1時間近く下ると、急に岩がゴロゴロした谷間に出ます。ここが仙水峠です。この分岐を直進すると栗沢山やアサヨ峰方面です。北沢峠へはこの分岐を右折し、岩がゴロゴロ積み上がった谷底を進んで行きます。他の山ではあまり見られない独特な景観が楽しめます。ルートが不鮮明な場所もありますが、岩が茶色になっている踏み跡やケルンを目印に歩いていきます。ちなみにこのゴーロ帯にはオコジョが住んでいるそうですが、残念ながら出会えませんでした。
岩場が終わると苔と針葉樹の森になり、ほどなくして仙水小屋に到着します。施設は宿泊者以外は利用できませんが、水場は誰でも利用できます。驚くほど冷たくておいしい水です。仙水小屋からは沢沿いを下っていきます。途中、斜面が崩れた場所やロープが設置された急な岩場、堰堤の脇を攀じ登る箇所などがあります。このルートは台風の後などに通行止めになることもありますので確認が必要です。
沢沿いを30分程下ると長衛小屋が出てきます。広いテント場もあります。ここに宿泊して甲斐駒ヶ岳と仙丈ケ岳の両方を2日間かけて登る山旅も人気があります。
長衛小屋で登山道は終わり、砂利の林道を15分程歩くと北沢峠に到着します。次のバスは15:00発でしたが、乗客が多かったため14:10頃にバスを出してくれました。15時過ぎに駐車場に戻ることができました。
【感想】
下山中に雷雨に襲われ、天気的にはベストコンディションではありませんでした。しかし、さすが南アルプスの貴公子と呼ばれるだけあり素晴らしい山でした。周りの素晴らしい山々が眺められるのはもちろん、ルート上から眺める甲斐駒ヶ岳の姿があまりにもかっこよく、日帰りでその頂に立てるという喜びは大変なものでした。北沢峠からは甲斐駒ヶ岳と仙丈ケ岳のどちらも日帰りで登れます。どちらの山にも登れるように計画し、その場で決めるのも楽しいかもしれません。
そして、今回の山行の最重要ポイントはバスです。始発のバスに乗車することと、終バスに遅れないことに気を付ける必要があります。
【BGM】
Song2,3,7:from MATSU( / matsu_ma2sound )
Song4: Green Forest - Riot(KZbin Audio Library)
Song5: Kevin Graham - Breaking Through(Vlog No Copyright Music)
Song8: Roman Müller - Easy Life (Vlog No Copyright Music)
【YAMAP活動記録】
yamap.com/activities/18254751
#日本百名山
#南アルプス
#甲斐駒ヶ岳
#仙丈ケ岳
#仙流荘

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