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大井ホッケー競技場で行われた「サッカー体験教室」。
指導をするのは、デフサッカー日本代表候補の選手です。
このイベントの運営をサポートしているのが、植松隼人さん。
植松さんは、現在、開催を1年後に控えた、聴覚障害がある人たちのスポーツの国際大会「デフリンピック」のPRに取り組んでいます。
今日は来年、日本で初めて開催される「デフリンピック」について、植松さんにたっぷりお話を伺います。
三之助「今日もご覧いただきましてありがとうございます。噺家の柳家三之助でございます。早速ね、今日はお越しいただいたお二方ご紹介いたしましょう。もうこの番組二度目ですからね。植松隼人さんでございます。よろしくお願いします」
植松「よろしくお願いします」
三之助「そして、今日は手話通訳をしていただくのが保科隼希さんでございます」
保科「よろしくお願いします」
三之助「今日、ここは「アイルしながわ」というところへお二方にも来ていただいたんですが。それはやっぱり、こちらなんですよね。この絵。これがね、さっきから面白いなあと思って見てるんですが。植松さんのお知り合いの方の絵なんですってね」
植松「そうですね。以前にお会いした門秀彦さん、
イラストレーターをやっている…彼は両親が聞こえなく、本人が聞こえるんですけども、手話っていう言語を知っていて。デフリンピックという、イラストレーターが…絵がいろいろと隠されています。例えばですけども、ここには“デフリンピック”っていう形があります。ここにも、“アイラブユー”っていう手話があったり。他にもいろいろ、21競技のデフリンピックスポ-ツ種目がそれぞれ載っています」
門さんの絵は、目黒川沿いの工事現場でも見ることができます。
幅およそ20メートルの仮囲いには、21の競技や手話が描かれ、デフリンピックの開催がより身近に感じられるようになりました。
三之助「品川のデフリンピックサポーターってことなんですよね、植松さん」
植松「そうです。私は、品川区からデフリンピックを盛り上げるためにサポーターという名前でPRしてくださいっていうお願いを受けました。小学校・中学校、品川区の全部の学校を回ってですね、講演と、デフサッカー体験授業。これはデフサッカーの中でも、手話とサッカーと一緒にどうやったら楽しめる…聞こえない・聞こえる子供たちと一緒に混じり合うためのヒントを与えていく場をつくっています」
三之助「なるほどね」
植松「区長ともお話をした中で、認知度を120%目指して頑張りましょうっていう話をしましたね」
三之助「120%。全員知ってる、よりも上なんだ」
植松「そうなんですよね。120という数字って何?って思っちゃうんですけど。品川区の認知度100%はもちろんだけど、品川区から派生して、さらに品川区以外のほうにももっともっと広がればいいね、っていう言葉として意味を捉えています」
三之助「なるほど。じゃあ実際に、デフリンピックのことをもっと皆さんに知っていただきたいんですけど」
植松「デフリンピックは聞こえない・聞こえづらい選手たちが補聴器だったり人工内耳を取って、公平に世界の選手たちと試合をするっていう大会になりますね」
三之助「じゃあ、競技する時はもう本当に身体ひとつでやるっていうことなんですね」
植松「そうです。分かりやすいのでいうと…陸上は、スタートする時ってバンって聞こえないですよね。スタートするランプがあるんですよ。その光が3色あって、タイミングに合わせてスタートするっていうのは、スイミングも同じです」
三之助「そうやって、ドンと出るものは音じゃなくて視覚で」
植松「そう。聞こえない人たちが公平にスタートができる方法ってなに、っていうのが工夫されてる部分ですね。これがデフリンピックを通して…一般の皆さんの社会でも光って使われているんですよ。例えば、家だったらインターホンあるじゃないですか。インターホンだけじゃなくて、光もあればいいのにっていうのを、デフリンピックを見て普段の生活でも気づきになると思っているんですよね」
三之助「なるほど。じゃあそういう目線でデフリンピックを見るのも面白いですね」
植松「そう。デフリンピックっていう意義、やる意味を目が見える人たちに見てほしいなと思っていて。これが終わったあとの変化が楽しみなんですよ」
三之助「なるほどね。見た人の心の中とか考え方が変わるっていうことですかね」
植松「変わっていきたいんですよ」
三之助「2025年11月15日。これはね、みんな覚えといた方がいいよね。もう空でいつでも言えるように」
植松「ちょうど1年」
三之助「たくさん活動がこれからあると思いますが、この1年の間、私たちはどうすればいいの?」
植松「好きな、推しの選手を見つけてほしいなと思っているんですよ。まずは、自分の好きなスポーツって皆さん違うと思いますので、好きなスポーツってなに、から入ってもらって。1回ちょっと行ってみようか、と。国内の大会とかありますので。そこで面白そうな選手だとか、ちょっとテレビで見て気になった選手だとか、入り方は自由だと思いますので。推しの選手をひとり見つけてもらいたいなと思っています」
三之助「そういう情報っていうんですか、イベントもあると思うんですけど、そういうのってどうやって手に入れたらいいんですかね」
植松「そうですね…特に、品川区の公式…例えばX・Instagram・Facebookいろいろありますけど。SNS、どれかやってるものがあれば、情報が発信されていますのでチェックしてもらえるといいかなと思います。興味をたくさん持ってもらえるように、僕たちも発信は欠かさずにやりたいなと思っています」
10月12日、天王洲公園では、デフサッカー日本代表と社会人サッカーチーム、品川CCによるエキシビションマッチが開催されました。
試合の模様は、手話を交えて収録・配信されました。
植松さんは解説をつとめ、手話を通して、競技の魅力、デフサッカーの楽しみ方を
伝えました。
三之助「スピード感とかっていうのはもう普通のサッカーと同じですか」
植松「全く同じですよ。声じゃないんですよね、選手どうしって。聞こえないんで。そうすると、手話・アイコンタクト・ジェスチャー。いろいろあります。細かく見ると、どういうコミュニケーションを取って、あれだけ聞こえる人と同じぐらいのスピード感で出来てるのかなっていう楽しみ方ができると思います」
N5
品川区では、デフリンピック認知度120%を目指して、これからも様々なイベントの開催を予定しています。
ぜひ、会場に足を運んで、デフスポーツの魅力を体感してみてください。
きっと、推しの選手も見つかりますよ。
三之助「植松さん、最後に皆さんに覚えてほしい手話があるそうですね」
植松「そうです。じゃあ一緒に覚えてください」
三之助「おお、やりますやります」
植松「デフリンピック」
三之助「お、これデフリンピック」
植松「「そうですね。デフリンピック、一緒に」
三之助「一緒に」
植松「盛り上げていきましょう」
三之助「盛り上げていきましょう」
植松「拍手」
三之助「拍手。あ、拍手。あ、いいですね」
植松「ってとこまで、一緒にやりましょう」
三之助「はい、じゃ皆さんもご一緒に。行きましょう、せーの。デフリンピック、一緒に、盛り上げていきましょう!拍手~。決まったかな。ね。さて、次回のとっておきの品川、どうぞお楽しみに」