【生物】受精の流れを５分で解説！第１３回

【台本一部】
今回は受精の仕組みについて見ていきます。生命誕生の神秘に迫っていきましょう。今回の動画の内容は「受精の流れ」「受精膜の形成」の２つです。まずは受精の流れを見ていきましょう。
これは未受精卵を拡大したものです。卵は内側から細胞膜、卵黄膜、ゼリー層の３層構造になっていましたね。また、細胞膜の内側には表層粒という袋状の構造物があります。表層粒には浸透圧を高める物質が入っています。
精子が卵まで到達すると、精子の頭部にあった先体の消化酵素がエキソサイトーシスによって放出されます。この消化酵素はゼリー層を分解する性質をもっています。すると今度は、精子の先端部分が伸びていきます。細胞膜の内側では、アクチンフィラメントという細胞骨格が伸長することで、先端が伸びていきます。この構造を先体突起といいます。先体突起は最終的に卵の細胞膜まで到達すると、お互いの細胞膜が融合します。
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