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今回特別に中に入ることが許された廃墟の価値と
魅力を情報キャッチャー小松田がキャッチしてきました。
六甲山系の中央にそびえ立つ摩耶山。
山の麓からケーブルカーに乗って約5分。
駅を降りてすぐ見えてくるのは立ち入り禁止の看板
この向こうに日本に大廃墟の一つがあります。
所有者から特別な許可を得て、案内してくれるのは
摩耶山再生の会事務局長の慈さんです。
デザイン会社を経営する傍ら、イベントなどを通して神戸の魅力を発信する活動をしています。
開かずの扉が開きました。
普段は人が通らない荒れた山道を下っていくと姿を現したのは古びたコンクリート製の建物。
旧摩耶観光ホテルです。
絡まる蔦にガラスが抜け落ちたなど、美しいとも感じさせるその圧倒的な貫禄から、ついた異名は「廃墟の女王」
世界文化遺産の軍艦島と並ぶ三大聖地の一つとして、注目を集める内部とは…
旧摩耶観光ホテルは摩耶高速鉄道が1929年建設。
しかし第二次世界対戦が終わる頃には休止状態になります。
その後全面改装して1961年に再びオープン、学生の合宿所などに使われた時期もありましたが、1993年にその歴史に幕を下ろしました。
宿泊施設としての役目を終えてから26年。4階建ての建物には当時の痕跡が。