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札幌・ススキノのホテルで男性が殺害され、親子3人が逮捕された事件。
死体損壊ほう助などの罪に問われている父親の田村修被告は2月5日、改めて起訴内容を否認しました。
父親・田村修被告(61)の8回目の裁判員裁判。
札幌地方裁判所では前回に続き、被告人質問が行われました。
検察側は、修被告の4つの罪のうち、死体損壊ほう助について、自宅浴室でビデオを撮影する際にズームや画角を調整し、ペンライトで光を当てるなど、直接的・心理的に修被告が瑠奈被告を手助けしたと主張しています。
「カメラは液晶を見て撮影するタイプか?」(弁護側)
「はい。ピントが合わないのでペンライトをつけた」(修被告)
「何を撮影するか分からなかった?」(弁護側)
「はい」(修被告)
「やめようとは言わなかった?」(弁護側)
「はい」(修被告)
「それはなぜ?」(弁護側)
「状況があまりに常軌を逸していた。普通じゃなかったので、何を言っても通じないなと思って言わなかった」(修被告)
「修被告はどんな気持ちで撮影していたのか?」(弁護側)
「早く終わってほしい気持ちでした」(修被告)
「瑠奈被告が望むのであれば手助けしてやりたいと思っていたか?」(弁護側)
「やりたくありませんでした」(修被告)
2023年7月、札幌・ススキノのホテルで頭部を切断された男性の遺体が見つかった事件。
被告人質問では2月4日、瑠奈被告が医療機関に通うのを断念した理由についても明らかにされました。
「瑠奈被告は23歳から26歳までクリニックに通っているが、その後通っていないのはなぜ?」(弁護側)
「理由は三つある。一つは信頼していた先生が倒れてしまった。二つ目はコロナ禍で初診の予約が取りづらかった。取れても何カ月も先になることもあった。三つ目は夜中に本人が『つらいから病院に連れてってほしい』ということがあったが、行くところがなかった。瑠奈と波長が合う良い先生との巡り合わせがなかった」(修被告)
「強制入院は?」(弁護側)
「考えなかった」(修被告)
「その理由は?」(弁護側)
「理由は二つある。一つは措置入院の場合の症状がなかった。興奮しても落ち着くので、不安やトラウマになるだけだと思った。二つ目は医療保護入院で、治療というより、親に閉じ込められたと思ってトラウマになるのが嫌だった。『ちゃんと病院に行って、もっといい薬があるかもしれないよ、行こうよ』と瑠奈に言って、『行こうかな』というぐらいだった」(修被告)
また修被告は2月5日の裁判で、通報しなかった理由について…
「(瑠奈被告が)早く逮捕されたほうがいいのか、一日でも長く一緒にいたいと思っていたのか?」(弁護側)
「警察には早く来てもらった方が食い止められるので、早く来てほしいと思っていた」(修被告)
「それならば通報しなかったのはなぜか?」(弁護側)
「瑠奈にとって、私と浩子は身内で、2人しか世界の窓口がない。残された世界の窓口。親が突き出したことが本人にとって絶望につながると思った。ご遺族にとっては申し訳ないのですが、親としてはできませんでした」(修被告)
裁判は2月6日も行われ、検察側による被告人質問が予定されています。