オス感を抜く、はSnowManがとても上手いです。阿部ちゃんはあざとかわいい担当ですが、普段は漢溢れるダンスを踊る佐久間くん、目黒くん、岩本くん、舘様たちも抜き方がお上手。ラウールなんて、自分のかわいさを熟知して惜しげもなく見せてくれます。Big Bang Sweetっていう楽曲は彼らのかわいさが分かりやすく見られます。 思うに、ラウールを除く他のメンバーは30歳前後ではありますが、10代の頃から先輩の後ろで、10代らしい武器であるあどけなさやかわいさを表現してステージに立ってきました。そんな彼らには、オス感を抜いた表現がもう血肉になっているのだろうなと思います。ジュニアに求められている「男の子感」で懸命に戦ってきたからです。漢、色気、カリスマ性…いろんな引き出しがある中で、必要とされればいつだって、かわいさの引き出しを引っ張り出せるのだと思いました。 なので、寺西くんのかわいいの引き出しも、新鮮でありつつ納得。一方で、10代の男の子の思春期なんて、かわいさを自己否定する事が成長の証でもある訳だから、ジュニアを通らず、一般的な思春期を経てきた子には、かわいさ表現に対して戸惑いは生まれて当然だと思いました。アイドルって、本来は男の子が彼女にしか見せないであろうかわいさ、儚さ、ある意味不完全さみたいなものをあまねく万人に晒してくれます。そこにファンは夢中になるのだと感じるので、山根くんや、チームは違うけれど本多くん辺りが、そういった一面を見せてくれると、奥行きのあるアイドルになれる気がします。目黒くんの演技なんて、ほんとにここを惜しげもなく表現できるからこそ、男女問わずみんなが大ファンですよね。