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ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まって約10か月。愛知県大府市にウクライナから避難してきた小学生が、12月3日に行われたプロのマジックショーのステージに立ちました。
先週土曜日(12月3日)、愛知県大府市で行われたマジックショー。愛知県春日井市出身のイリュージョニスト、DAIKIさんの1時間半のステージです。
DAIKIさんのフィールドは世界各地。これまで国内外の数多くのコンテストで受賞。この日は約300人収容のホールが観客でいっぱいになりました。
今回、私たちが注目したのは、助手を務めた小学6年生のウクライナ人=ボイコ・マリヤさんです。
ことし3月、マリヤさんはウクライナの首都・キーウから約140キロのジトーミルから家族とともに大府市に避難。親戚を頼って移り住みました。
その生活が長引く中で、マリヤさんが興味を持ったのが、DAIKIさんのマジックショーでした。
(マリヤさん)
「イリーナがやっているのを見て、私もやりたいと思い始めました」
元々、大府市に住んでいた、いとこのイリーナさんがDAIKIさんのマジックショーで約5年間、助手を務めていたのです。申し出を受けたDAIKIさんは…。
(イリュージョニスト DAIKIさん)
「せっかくだから一緒に。ステージに立つと元気を、お客さんからもらえるので。ハッピーな気持ちになってもらえたら」
さらに、母親のアナスタシアさんも、ともに出演することになりました。
(マリヤさんの母親 アナスタシアさん)
「私も挑戦してみたくなりました。ステージは憧れのものだったので…」
一緒にマジックショーに出演する愛娘についてアナスタシアさんは…
(マリヤさんの母親 アナスタシアさん)
「マリヤは成長しました。新しいことに挑戦してくれることは、すごくいいことです。自分に合うものを見つけてくれて母親としてもうれしいです」
マリヤさんが初めてショーに出演したのは、ことし5月。かれこれ7か月が経ちましたが、大府市のステージは今回が初めて。
まさか、そこに人がいたなんて!現れたマリヤさんに驚きの声が。
そして、このマジックは。箱の中に入りバラバラにされたマリヤさんが…、大成功でした!
そして今回、初めて3人でのマジックを披露します。それぞれ手に持っているのは新聞紙。お客さんにも手伝ってもらい、破いたものを丸めて開いてみると…。
(イリュージョニスト DAIKIさん)
「『みんな・ありがとう・♡』、皆さんへのメッセージです!」
1時間半の公演は大成功でした。
(イリュージョニスト DAIKIさん)
「最後のマジック、100点でした」
(マジックショーを見た子どもたち)
「楽しかった」
「とても不思議で面白かった」
(マジックショーを見た女性)
「6年生と聞いて、びっくりした。すごいの一言」
大府市での初出演を終えたマリヤさんは。
(マリヤさん)
「すごく緊張しましたが、やる前は本番が待ちきれない気持ちでした。きょうは、うまくいってよかったです。ウクライナに帰っても、こうした仕事がしたいです」
「ショーに出ていると嫌な気持ちを忘れられる」というマリヤさんとアナスタシアさん。祖国にいつか平和が戻ってくることを祈り続けます。
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