Elly H. ただ前にうちの大学のマタギ教授から聞いた話だと、今の日本動物愛護協会の理事長がヴィーガンだったんだけど、うちの教授と仲良くてある日山道を走ってたんだけど、うちの教授がずっと木の上見てるわけだ。気になった理事長が、「なんで上見てるんか?」と尋ねたら、「いやぁ、君さっきから水溜まりずっと踏んでるだろ。蛙の卵で、木の上産み付ける卵があるじゃん。水溜まり踏んだらそのおたまじゃくし死んじゃうよね。」って言った。そしたら顔を赤くした。理事長は自分の無知を恥じた。なぜおたまじゃくしを気にしたかというと、いうまでもなく食物連鎖のことを考えてからである。そして、なぜ教授はそれに気づいたかというと、二十年前あるマタギと一緒に狩りに出たしかしながら、そのときそのマタギは行きも帰りも水溜まりを踏まないのだ。そのマタギのお爺さんに理由を聞いたそしたら怒られた。 「お前は、小学校でも習わなかったのか食物連鎖を」 そうマタギは昔から知ってたのだ。食物連鎖を、理解してたのだ。だからおたまじゃくしを踏まなかった。