霧氷纏う関西のマッターホルン 高見山

寒気が通り過ぎた直後の好天予報の日を狙い、冬ならではの〝一枚〟を求めて奈良と三重の県境にそびえる「高見山」を訪れた。
　紀伊半島東部に南北に連なる台高山脈の北端に位置する高見山は、東西方向から見る美しい円錐形の山容から「関西のマッターホルン」とも呼ばれる。標高１２４８㍍と高い山ではないが、冬山の装備をすれば手軽に霧氷を楽しめることから特に厳冬期の人気が高く、多くの登山者らでにぎわう。