未来に羽ばたくアスリート【 稲川くるみ選手 】 スピードスケート

「くるみさんの凄さ。500メートルなどの短距離を専門とするスプリンターで、スタートからの100メートルが根本的に早いという。くるみさんが自己ベストを出した大会の100メートル通過タイムは10.74で岡崎朋美さんの滑りと比べても0.3秒ほどの差。しかしくるみさんは持久力的な能力がほとんどなく、体力測定をやってもダントツで弱いという。実はくるみさんはあることが原因で体力にハンデを背負っていた。これまでの優勝回数は小学生が88回、高校生で5回だが中学生は0回と目立った成績がない。中1の時に骨盤の疲労骨折をしたため、中学時代に練習ができず、持久力が劣っている。さらに今も後遺症が残っていて、体力をつけるのに手っ取り早いであろう急な坂道の自転車こぎなどができない。その分できるトレーニングを人より何倍もやって体力をつけるしかない。くるみさんの夢はスケートをやめないこと。」（2017年2月26日ON AIR）