【心電図】 洞性P波 左房拡大 右房拡大 両房拡大 interatrial block

[@ecg_meister]

14:50 II誘導と言っていますが、拡大した波形ではIII誘導に赤丸をつけてしまっています！正しくはその上のII誘導でみます！

[@cab6238]

疑問に思っていたところでした。コメントありがとうございます。

[@あゆ-l3w2e]

左房拡大で左房の収縮は遠回りして房室結節に行くのならⅡ誘導から見たら後半のP波は陰性波になりそうですが違うのでしょうか？

[@からあげ-m5r]

右房拡大でV1にてRA→RVの成分の振幅が増大することについて、距離が離れると振幅が大きくなるのはなぜなのでしょうか？

[@aepa7656]

分かりやすい解説有難うございました。 1点ご質問ですが、右房負荷(拡大)の際にSA nodeの位置が遠くなり伝導距離が長くなるというお話でしたが、その場合は右房成分のP波幅が延長するかと思いますが、P波振幅増高になるメカニズムを教えていただけますと幸いです。心室肥大の際は心筋起電力上昇で振幅増高すると理解しておりますが右房負荷の際も右房筋による起電力上昇が関与しているのでしょうか？

[@aepa7656]

(V1誘導の右房成分に関してです💦)

[@ecg_meister]

@@aepa7656 ありがとうございます！ 右房拡大の場合は、実際にはその人の体型や右房拡大の仕方、さらにはSA nodeの位置などさまざまな要因で影響され、P波が形成されます。 II誘導では、右房の振幅が延長して左房の脱分極とあわさって、高いP波になります。V１誘導では、右房拡大によって多くの場合は、V１からSA nodeの位置が遠ざかることによって、距離の影響で高いP波になると思われます。 それぞれの誘導で、SA nodeからの距離と心房の脱分極をくみあわせた波形が形成されていると考えています。 ※参考：拡張型心筋症での電位の高さは、①左室変性心筋による起電力の低下（電位が下がる要因）と、②左室拡大によって心尖部の誘導では距離が長くなり電力が上がる（高電位の要因）があわさって、最終的なQRSを形成します。

[@aepa7656]

@@ecg_meister 早速のご返信有り難うございました。 振幅に関しても距離の影響が関係しているということなんですね 勉強になりました。 引き続き動画の方楽しみにしておりますので頑張って下さい！

[@sandyhi975]

分かりやすい解説ありがとうございます。 初歩的な質問で申し訳ないのですが、partial interatrial blockでのV1誘導の波形はどのようになりますでしょうか。LAEと同じような所見になるのでしょうか。

[@ecg_meister]

ありがとうございます！ partial interatrial blockでは、考え方としては、伝導はおそくなるけど、左房の大きさはかわっていないとすると、V1波形は左房拡大のような陰性成分（高さ1mm, 幅1mm以上）はないのかもしれません！ ただ、実際の臨床では、interatrial blockがある方は、おおかた心房拡大もありますので、純粋なpartial interatrial blockの波形はあまり遭遇しないかもしれません！

[@ピカピカ-c7o]

はじめまして！ わかりやすい動画、説明ありがとうございます。 基礎から心電図を勉強しており、先生の動画を繰り返し拝見しております。 1つ質問なのですが（初歩ですみません）、 本によって右房拡大と右房負荷、左房拡大と左房負荷といろいろ表記があります。 これは同義でよいのでしょうか？ 肺性P波も右房負荷と同義でよいでしょうか？ ご指導よろしくお願いいたします。

[@ecg_meister]

ありがとうございます！ 正確には細かな違いがあるっぽいですが、 まずは右房負荷、左房負荷で覚えちゃっていいと思います！

[@まつ-p9l]

勉強になります。 今まで、Ⅱ誘導で陰性P波があれば異所性心房調律と思っていましたが、これとadvanced interatrial blockとの違いはどうかんがえればよいのでしょうか？ 異所性心房調律について調べると、病的意義はないと書いてあるものが多いのですが

[@ecg_meister]

ありがとうございます！ advanced interatrial blockの場合は、まず右房の興奮が洞結節から房室結節へおりるため、II誘導の前半には＋成分があり、その後に後半成分が左房を下から上にあがるために-成分となります。一方で、異所性心房調律の場合、冠静脈洞調律であれば心房の下から上に興奮がつたわるために、IIではずっと-成分であり鑑別可能です。左房調律の場合は、Iで-ですので鑑別可能です！

[@まつ-p9l]

なるほど、別の疾患概念なのですね ありがとうございます