心のチューニング　ー三浦明利（オンライン法話会　「週刊法話ステーション」）

Рет қаралды 379

Күн бұрын

確かな仏教の情報を手軽にキャッチしていただけるように、法話や説法を多くの人に身近に感じてもらえるように、仏教伝道協会は様々なイベントを企画しています。
※字幕の表示箇所はご視聴様にて移動することが可能です。
オンライン法話会「週刊法話ステーション」2024年6月19日放送回
6月テーマ：音
講師：三浦明利師（浄土真宗本願寺派光明寺住職）
質問１
「音又は音楽を聴いて，仏様につつまれていると感じる，思うのはどのような条件が必要なのですか？」
回答
条件はありません。お念仏を唱えて仏につつまれていると感じるには「わが耳に聞こゆるほど申し候」と法然さまはおっしゃられます。
つまり、私の耳（心）に届きさえすれば、それは、自らのつぶやきであっても、どの場所であっても、いつであってもかまわないのです。
ですから、音、音楽を聴いて仏さまにつつまれていると感じるのは、条件がないと思います。
例えば、松尾芭蕉が「世に盛る花にも念佛もうしける」とあるのは、
思わず、花をながめて、春風の音に包まれながら思わず「仏様につつまれている」と感じたのかもしれません。
私にとっては、それが、川のせせらぎを聞くときであったり、読経している時であったり、お念仏がこぼれる時であったりします。
貴方さまも、きっと、心の耳をすませてみれば、どのような条件の場所や時であっても、仏様につつまれていると感じるかもしれませんね！
また、仏さまにつつまれていると感じることがあれば、それはどんな時だったか教えて下さい。
でも、仏様につつまれていると私たちが感じるかどうかは、それぞれの味わいであって、救いの条件ではないので、実は重要なことではありません。
なぜなら、仏さまにつつまれていると感じなくても、すでに、私たちは仏様につつまれながら生活をさせていただいているのですから。
質問２
「例えば親鸞聖人のご和讃と三浦さんの作ったお歌とも関わりがあれば、教えていただきたい。」
回答
親鸞聖人の御和讃は当時の流行歌の形式にもなってゆく七五調で制作されています。当時の最先端ですね！
今の時代に親鸞聖人がおられたら、今の時代のリズムで和讃を書きになられたことでしょう。
ですから、親鸞聖人に習って、今私が作っている歌は、仏教の心を盛り込んだ今の時代の歌を制作してうたっています。
今の活動のスタンスは親鸞聖人と和讃の関係から学んだことです。
また、私は親鸞聖人和讃のリズムが好きで、童話を和讃のリズムである七五調で毎月執筆しています。
2年以上毎月連載しています『ないおん』という冊子の「つきみとほし」という童話です。
最初から最後まで七五調で物語りがすすむことによって、リズミカルに、またシンプルに童話が進行する一種の音楽であると思っています。
と、いうわけで、音楽にしても執筆活動にしても、私の制作活動の根底に親鸞聖人の御和讃が流れています。
公益財団法人仏教伝道協会
チャンネル登録はコチラ▼
/ @bukkyodendokyokai
公式ホームページ：www.bdk.or.jp/
公式Facebook： / bukkyodendokyokai
公式インスタグラム： / bukkyo_dendo_kyokai
公式LINE：line.me/R/ti/p...