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落葉の踊り
作曲:宮城道雄
演奏
三絃:小野真由美
箏:山﨑美知留
十七絃:藤枝加奈子
1921年(大正10年)宮城道雄27才のときの作品です。宮城道雄は、従来にはなかったお箏の斬新な奏法を次々と駆使して、表現の可能性を切り開いたことで有名ですが、太くて長い絃を張った低音楽器の「十七絃」を考案し、十三絃のお箏では出なかった低い音を使ったこの曲で発表しました。また、三絃についても、古典にはなかった奏法で、リズミカルに落葉が風に舞う様子や、秋の静けさ、哀しさをダイナミックに表現しています。
ご自身のエッセイの中で、この曲について、『その頃、冬近くなると、私の家には、かさかさと音を立てて木の葉が落ちました。そして、風で庭の中を落葉が滑走してゆく。私はよく、庭に面した庭先に出て、一人で静かにその音に聴き入るのが楽しみでした。木の葉の舞い落ちる姿は、眼にこそ見えないが、その音で私にはよく見えました。』と述べられています。
ご鑑賞のお供に、落葉の歌を二首。いつの世も、なぜかお胸がキュンとしてしまう秋の風情をお楽しみ下さい。
散りつもる木の葉も風にさそはれて 庭にも秋の暮れにけるかな(千載集)
うちつけにものぞかなしき木の葉散る 秋のはじめになりぬとおもえば(和漢朗詠集)
小野真由美三絃リサイタル ~泪彩々~
日付:2023/10/14
会場:紀尾井小ホール
主催:Association of Classical Japanese Arts(一般社団法人日本伝統文化の会)
地唄箏曲美緒野会
shamisen.info/
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