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↓1ページ芽で紹介している山菜の詳細↓
〇タラノキ:ウコギ科。"タラノキの芽"から、タラノメの山菜名で知られる。その他の別名はタランボ。北海道から九州。高さ4mほどにもなる落葉樹で幹や枝にトゲが目立つ。時折、トゲの少ないものがあり、そちらはメダラと呼んで分ける。しかし、どちらも同じタラノキなのでその芽は美味しく食べられる。トゲがあるおかげで見分けがしやすく、良い風味もあって人気の山菜。好んで採る人が多いために、枯れやすくもある。一の芽以外は採らないでおこう。
また、ナイフで芽を刈り取ると二の芽が出にくくなるので、手でもぎ取るように採るのがマナー(自然な折れ口なので二の芽が出てきやすい)。
タラノメの天ぷらは極上品と言っても差し支えない。
〇ハリギリ:ウコギ科。建築材としてセンノキ、センの別名で呼ばれる。北海道~九州。高さ20mの大木になる落葉樹。タラノキとの違いはトゲの少なさや、葉がカエデの葉のような形状をしていることが挙げられる。また、タラノキが細長く高く伸びるのとは違って、ハリギリは上にも横にも太くなり(枝葉を伸ばし)、大木になる点も大きく違う。そのため、食用に適した若芽を採るのは決まって、手の届く若木がほとんど。タラノキ同様に手でもいで採る。苦みを伴うアクがあるので天ぷらやフライなど、高温調理をすると苦みを抑えられる。味噌であぶり焼きにしたり、また、木灰や重曹で茹でて、アクを抜いた後、油炒めやおひたしにするとよい。タラノメに負けない風味とうま味があり、見つけたら、一度ご賞味あれ。
〇ゼンマイ:ゼンマイ科。別名ゼンゴ。北海道~九州。北海道の分布としては道央道南からやや道北にかけて分布しており、道東では極端に少ない。後述のヤマドリゼンマイは北海道全域に分布しているため、見つける機会、食べる機会が多いのはヤマドリゼンマイの方だったりする。似ているシダ植物にオオメシダ(オニゼンマイ※)がある。
株立ちしているので、株立ちから栄養葉を数本採り、半分は残しておく。全部採取すると数年で株がダメになってしまうので注意。伸びたものは手でしごきながら自然に折れるところで折って採取する。
茹でて、3日以上天日干しすると風味が増すため、昔から干して保存することの多い山菜。干さずに食べる場合は木灰や重曹でアク抜きをして、あえものや煮物などに。
若芽の先がクルクルと巻いている様子から、円いお金のように見え、"銭巻"と呼ばれ、それが変化してゼンマイと呼ばれるように。
本州では山の幸の代表格だが、北海道ではそれほど人気がない。下処理の面倒くささがあるからだろうか。
〇ヤマドリゼンマイ:ゼンマイ科。別名ヤチゼンマイ。北海道~九州。ゼンマイと違う点は綿毛の色や胞子葉が早くに立ち上がる点が挙げられる。ただ、地方によってはゼンマイと称して、ヤマドリゼンマイが混ざって販売されていることがあり、区別していない場合もある。下処理した見た目に大きな違いは見られないためと、味自体にも差異がほとんどないためと思われる。採取の注意点、食べ方は前述のゼンマイと同じ。
ゼンマイよりも分布が広いため、道東に住んでいる方はヤマドリゼンマイの方が馴染みが深いかもしれない(十勝出身の自分がまさにそうだった)。また、似ているシダ植物にオシダ(オニゼンマイ※)がある。
※オニゼンマイという呼称は食用にならないシダ植物(とくにゼンマイやヤマドリゼンマイに似ているオシダとオオメシダのこと)を表しており、今回ご紹介している山菜扱いとはなっていないオシダやオオメシダを多くの場合、指している(地方によって様々)。山菜採りの世界ではオニゼンマイでも通じる、と覚えておこう。
※シダ植物は基本的に毒はなく、芽出しはどれも食べることが可能である。北海道には約120種類のシダ植物があり、その芽出しは救荒植物として利用できることを覚えておこう。ちなみにヒグマはオシダ(オニゼンマイ)を食べている(山奥の渓流では芽出しを食べた食痕を見ることがある)。
~山菜図鑑を作るに至った経緯~
身近に食べられるものを覚えておくことは食費を浮かすだけでなく、自然を取り込むことによる肉体の癒やしもあります。
基本的には自分が「こういう図鑑があったらいいな」という思いから作成していますが、そう遠くない未来に、大きな自然災害が起きるのを想定しても制作しています。
大きな自然災害が起きた際には流通が途切れることが想像できますので、身近にある食べ
られる植物は"覚えておいて損はしない知識"と考えられます。
ただ、大前提として"備蓄は必ずしておいてください"。
水や汁の入った缶詰は北海道では凍らない玄関に、保存の効くカップ麺や米などは物置などに保管する習慣をつけましょう。
そして、フードロスにならないように備蓄→食べる→買い足すの"ローリングストック(英語として正しくないため、"日常備蓄"が適切でしょう)"を実践的に行いましょう。
それでも食糧難になったとき、もしくはなりそうなとき、もしくは栄養の偏りを改善するために副菜として身近な食べられる救荒植物や山菜がある、と覚えておいてください。
期が来ましたら、防災関係や都市型サバイバルについても動画を出す予定です。
使用音源:
「かえるのピアノ」こおろぎ
「地下宝物庫の戦い」Makoto Hiramatsu
dova-s.jp/
DOVAーSYNDROME
#タラノメ #ハリギリ #ゼンマイ #ヤマドリゼンマイ