【一気聞き】キム・ドク①〜⑥【力道山vs木村政彦】戦を語る

[@山下泰裕-u2j]

8:25 力道山vs木村政彦は木村や柔道界にマイナスだったと思います。 増田俊也によると、シャープ兄弟とのタッグマッチ当時、木村の知名度は力道山より上で、一試合あたりのギャラも世界タッグチャンピオンのシャープ兄弟を上回っていました。 日本で観客を呼ぶには関脇止まりの力道山だけでなく、柔道No.1の木村の存在が必要不可欠なので、数試合で横綱の年収を超えるほどの高額なギャラを木村に払わざるを得ませんでした。 その後、木村が力道山の引き立て役に回ってくれたことで人気が逆転し、最終的にこの力道山vs木村政彦での敗北で「鬼の木村」の名前は完全に地に落ちました。 柔道人口については戦後GHQが禁止し、武徳会や高専柔道が消滅した影響もあり、戦前の割合にまで回復したことがないまま柔道人口は減り続けたそうです。その代わりに講道館柔道はスポーツ化され、世界の柔道人口は日本とは逆に増えました。