Рет қаралды 14,823
No.03『原木市場にて』
見事な原木が集結する、まさに紀州材の宝庫。
山から切り出された原木は市場に運ばれます。
かつては上流から筏にして運ばれてきた原木。 その原木を引き込み、水上に貯蔵、 当時は水面貯木場を囲むようにしてあった製材所が、原木を引き込み製材していました。
国土の近代化によりダムが建設され、川をせき止めて筏が流されなくなると同時に、陸路も整備され、原木を運ぶ手段は川 から 道路に移り変わっていきました。
水面貯木場は埋め立てられ、陸上貯木場が生まれました。
和歌山県内にも、何ケ所かの市場があります。
原木を出す山林所有者、購入する買い方、その仲介役が市場です。
県内各所の原木市場では、定期的にセリが行われています。
木材のプロの製材業者たちが、丸太の断面表面から木の品定めをし、傷や節などの状態を把握します。
購入は魚や野菜と同様に、セリや入札によって行われます。
樹種については、戦後に日本全国で多く植えられ建築用材などに一番需要がある、杉(すぎ)、桧(ひのき)が年間扱い量の99%を占めています。