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【自我の起源|真木悠介】ー自我とエゴイズムから見る人間の自由と存在理由

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□注釈と引用
*1 『自我の起源- 愛とエゴイズムの動物社会学|真木悠介』P6
*2『自我の起源- 愛とエゴイズムの動物社会学|真木悠介』P16
*3 わかりやすいように「遺伝子が個体を乗り物として操っている」と表現しましたが、遺伝子に意志があるわけではないし、遺伝子が利己的であるといっているわけでもありません。実際『自我の起源』ではドーキンスの利己的遺伝子論にまつわる「遺伝子が利己的だ」という勘違いについて厳しく批判しています。遺伝子は意図して利己的に振る舞うのではなく、もっと言えば、遺伝子は自らを存続させたいと願っているわけでもなく、遺伝子を再生産する機能を持つ個体が「結果として」この地上で増殖することにより、利己的な振る舞いをしているように見えているだけです。
*4 『自我の起源- 愛とエゴイズムの動物社会学|真木悠介』P44
ー「遺伝子」とはgeneに対して、個体中心主義的なドグマから翻訳された日本語である。つまり個体の何かの形質を次世代の個体に遺し伝える「ための」メディアという考え方だ。実際にごく最近まで、自明のこととしてこのように考えられてきた。もちろん<個人全体主義>のドグマは日本の個有の文化ではない。しかし西欧のgeneは幸いに「生成するもの」という中立的な原意を保存している。命名者ヨハンセンは、当時まだ正体不明のこの因子に対して、余計な意味の倍音が生じないように、意図的にこの「裸の接尾語」を選んだと記しているという。現在の視点に立つなら、それはこの後の直訳である「生成子」とでも呼ぶべきものである。この生成子の内の一部は、真核細胞→多細胞「個体」の生成された後にはこの個体の中に集住し、そのある部分はやがてこの共同体の外部では自立して生活する力を失う。またこの定住民の一部は、個体のなんらかの形態や行動性向を代々の個体にくりかえし再現せしめる制御力をもつ。つまり「遺伝子」として機能する、90人の乗客に対する10人の乗務員の如きものである。
*5 『自我の起源- 愛とエゴイズムの動物社会学|真木悠介』P78
ー<個体>という生の形態が本来はドーキンスのみるとおり、生成子の再生産のメディアとして派生した現象であることは正しいだろう。けれども進化のどの時点でか、みずから創造主にたいするこの<被造物>の叛逆は起こったのである。つまり「個体」は、このかりそめの形態自体を自己目的化する主体として自立する。
*6 本書ではテレオノミーな主体としての個体が発生する条件を
1、哺乳
2、保育期間の延長
3、群居と社会生
だとして定義しています。
*7 『自我の起源』では他に養老孟司先生の意識論・ピアジェ・メルロ=ポンティやラカンの発達心理学的な考察・サルトルやボーヴォワールの対他存在論・エリクソンのアイデンティティ論・レインや木村敏の対他関係論・自我の精神病理学・フーコーの主体形成論などが挙げられています。
*8 『自我の起源- 愛とエゴイズムの動物社会学|真木悠介』P133
*9 ペルシャ語で宿や家を意味する語。今回の表現においてはキャラバンの一期の宿という意味がしっくりきます。
*10 『自我の起源- 愛とエゴイズムの動物社会学|真木悠介』P153
*11 『自我の起源- 愛とエゴイズムの動物社会学|真木悠介』P190 補論2
*12 『自我の起源- 愛とエゴイズムの動物社会学|真木悠介』P156
□参考文献
自我の起原: 愛とエゴイズムの動物社会学 (岩波現代文庫)
amzn.to/46yFeOz
時間の比較社会学 (岩波現代文庫)
amzn.to/3XG4tKz
存在と時間〈上〉 (ちくま学芸文庫)
amzn.to/3pE0rWM
天―天和通りの快男児 (18)
amzn.to/3pBIdVK
ブッダのことば: スッタニパータ
amzn.to/44cHwkQ
利己的な遺伝子 40周年記念版
amzn.to/3XGvu0C
細胞の共生進化 上―初期の地球上における生命とその環境
amzn.to/3ObEbwZ
精神の起源について
amzn.to/3rhVWBL
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#自我の起源
#見田宗介
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Пікірлер: 45
@funkpipozaru
@funkpipozaru Жыл бұрын
地球にとって人間って公害だなぁと、人間は地球最大の危機的存在だと思ってましたが、次代の何かに転生する過程なのかもしれませんね その間の活動、実存にもがくことが哲学(科学的領域も含め)そのもので、創発的存在の集合ですね その中でのエゴの発露、おれの全うもまた、アーレント的な活動かもしれません いつもありがとうございます 25分最高です
@kusareuma
@kusareuma Жыл бұрын
最近では1番刺さる動画でした ありがとうございます😊
@qoamb410
@qoamb410 Жыл бұрын
宮台先生の師匠という話しに興味を惹かれました。(笑)自分勝手と人を決めつけて、納得している節が私もあったなと感じます。外的テレオノミーよりも内的テレオノミーを、あの人は選んだんだと捉えれば、気持ちが軽くなりますね。コペルニクス的転回ですね。チンパンジーは、私達と身近な哺乳類で、仕草や行動が人間に似ているので「自我」らしいものを感じ、虫はその仕草が人間から遠いか「自我」らしいものは感じない気がします。多分生存を優先するなら「自我」が希薄な虫達の方が良いはずなのに、人という「自我」を持ち自由を選択出来る存在とは何なのか、面白いですね。動画面白かったです。長文すみません。
@user-or5vy1ek4t
@user-or5vy1ek4t Жыл бұрын
そういう意味で、昆虫よりも人間の方が自然界においての「バグ」なのかもしれませんね!
@user-dw2ly3hr6k
@user-dw2ly3hr6k 2 ай бұрын
@@user-or5vy1ek4t IPPON!!
@skydefect
@skydefect Жыл бұрын
エゴイズムと聞くと反射的に夏目漱石の小説を連想してしまいます。 教科書や試験問題にもよく取り上げられる『こゝろ』は人間の持つエゴイズムを主題とし、それを批判する小説だと受け取られがちです。そこから漱石の思想をエゴイズムを超克する「則天去私」だとする見解がよく見受けられます。 この動画は、そのように固定化した『こゝろ』の解釈、あるいは漱石の思想を別の観点から捉え直す良いきっかけになるようにも思いました。 とても参考になりました。ありがとうございます。
@user-eq2gp3ki2v
@user-eq2gp3ki2v Жыл бұрын
エゴイズムでどうやったら夏目漱石出てくんねんw
@user-nx7wn1lk2m
@user-nx7wn1lk2m Жыл бұрын
いや書いてあるやんw
@user-xd4ql7bq6j
@user-xd4ql7bq6j Жыл бұрын
オレの中の細胞にとってホワイト企業になれるよう程々に頑張ります
@kojiroyamada88
@kojiroyamada88 Жыл бұрын
いつも参考になる動画をありがとうございます。定期的に確認していたつもりだったのですが、見田先生の訃報を最近知りました。 教養課程の講義やゼミ形式の授業をいくつか受けていましたが、とても優しい先生でした。レポートを褒めて頂いたことがあり、とても嬉しかったことを記憶しています。 見田先生のお仕事が多くの方に届けられることはとても意義深いことだと思います。あらためてありがとうございます。 印象に残っている授業のトピックに、高級ブランドの文具メーカーが東南アジアで作ったペンを数十倍の価格で売ることは、搾取かどうか、という問いがありました。 新しい無形の価値を創造して、その価値を基に経済が回っていく。そのような経済を肯定的に捉えていらっしゃったように思えました。 そしてその考えは今でも私の経済を理解する上でのヒントになっています。
@user-sy8cw4bl2l
@user-sy8cw4bl2l Жыл бұрын
経済の価値に違和感を感じながら生きています。 みんな当たり前のように肯定して生てることに、どうにも腑に落ちない感覚があるのです。
@kojiroyamada88
@kojiroyamada88 Жыл бұрын
人間の活動で、お金で計れる部分はほんの一部なんだと思います。子育てや家事を社会福祉の枠組みで代替できないことがそれを物語っています。介護ですら見込み違いが元で、極めて不平等な仕組みになってしまっています。人間の重要な活動のほとんどは、金銭で換算できる経済規模をはるかに上回っています。 一方でお金のとても重要な機能は、見知らぬ人との共同作業の媒介となることではないでしょうか?丸の内や日本橋の大きなビルを見るたびに、ビルの原料となる鉱物資源を掘っているオーストラリアの鉱山労働者の方々の姿を想像してしまいます。それだけでなく、資源を運搬する方々、建設作業の方々など、何千、何万の人々がビル建設に携わっているはずです。そのような、別世界に住んでいるような文化や価値観の違う人々の間で共同作業を成立させる媒介がお金、貨幣です。 お金は、自分の世界を広げてくれる素晴らしい機能を持っています。一方人間の活動の多くは身近なものに向かっていて、現在の貨幣経済でカバーできる範囲を大幅に超えた規模と重要性を持っています。 私はこのような経済観を持って生活しています。今まで貨幣で換算していない活動に目を付け、貨幣換算する仕組みをうまく作り出せれば、とても儲かると思います。 ちなみに私は儲かっていません。
@user-sy8cw4bl2l
@user-sy8cw4bl2l Жыл бұрын
たわいのない呟きに、重要なヒントをいただきありがとうございます。 ニンゲン社会に馴染むことに対する抵抗が和らいだ感じがして。腑にストンときてます。 一見すると、経済が世界を色濃く染めているように目に映る世の中で、おそらくそれは本当のことなんですが。それでもそれはニンゲンを彩るほんの一部に過ぎない。という見解に背中を押してもらった気分です。 こうしてお話しができていること自体、例えばiPhoneを生み出して、ぼくがこうして手にとっていることも、お金という仕組みが無ければ成されなかった事実が確かにここにある。 一方でこうしてお話しができていることは、お金で測れないつながりがあることに、なんだか感動を覚えました。 同じことなんですが。見る方向が変わると逆転するんです。 なんだか、量子論的ですね。 因みに、ポケットマネーくらいは持ってます。
@kojiroyamada88
@kojiroyamada88 Жыл бұрын
こちらこそコミュニケーションできて光栄です。 それにしても、素晴らしい文章力をお持ちですね。短いやり取りですが、お気持ちが手に取るように伝わって来ます。うらやましいです。 言葉を紡ぐ力は、どんな世界にいても周りの人と自分自身を豊かにしてくれると思います。 僭越ですが、お持ちの才能を生かしていかれることを願っています。
@user-th7jo5xf2f
@user-th7jo5xf2f Жыл бұрын
geneもまた自然環境に反応しているのなら、そこに自律性(自我の起源)を求める限界を感じます。 それは、確率的に起こりうる科学反応に過ぎず、そこに起源(目的)を設定する行為そのものが、“人間的”に感じます。😊
@orlg21
@orlg21 8 ай бұрын
『時間の比較社会学』真木悠介 ――生きるとか死ぬとかってけっこう虚しいよなぁと思う人へ 時間を相対化するという挑戦から、誰もが抱える「どうせ死ぬんだから意味ないじゃん」という虚しさに対抗した労作。
@worldtraveler7150
@worldtraveler7150 Жыл бұрын
とてもおもしろい本の紹介、ありがとうございました!
@user-ss6el1eq7i
@user-ss6el1eq7i Жыл бұрын
んー生成子の持つ外的なテレオノミーと、個体が持つ内的なテレオノミーが平等だという構造は言い得て妙だなと思いました。例えば環境問題を考えると、外的なテレオノミー的には大きな運命的な流れであらかじめ決められたものだとも言えますし、内的なテレオノミー的には個々人の選択の自由がもたらした贅沢のし過ぎとも言えると思うので、何かしらのテーマを考察するときに両方の観点から考察すると抜け漏れない思考が出来るという意味では、このふたつが平等というのは上手い設定だなあと思います。 ただ、一方でそこにこそ自由があり、生きる意味があるという結論には飛躍があるように感じられました。こういう事実的な考察の上に本当にニヒリズムの克服があるのかなあと。社会学的な議論だと思うので、整理が上手いかどうかが重要だとは思いますが! 本当に見やすい、聞きやすい、分かりやすい!チャンネルだと思います!!いつもありがとうございます❤
@user-or5vy1ek4t
@user-or5vy1ek4t Жыл бұрын
おっしゃる通り、とんでもない飛躍なんですよね。けれども、その飛躍こそが人間っぽいというか自我っぽいというか。
@user-rj9ol8tq1s
@user-rj9ol8tq1s Жыл бұрын
【エゴイズム】について考えていたので、とても参考になりました!次の動画も楽しみにしています。
@user-lx5dx6hb4e
@user-lx5dx6hb4e Жыл бұрын
私の生命観はこれに近い気がします。その上でエゴイズムの話に関して 個人的には 現在集団のエゴイズムに反するエゴイズムを見た時に、それは集団のエゴイズムを明日の環境に最適化させる為の試みの一つであると考える事もできると私は思います。これは動的平衡な世界において秩序(集団のエゴイズム)を維持する為に必要な仕組みであると考えます。生物にもこの仕組みは採用されており、遺伝子が複製のみならず変異する事がコレに相当するのではないでしょうか。 因みに、集団のエゴイズムを本能と言い換える時、動物にもそれが見られる事が観察されています。ヒトのエゴイズムも、そんな試行錯誤する生命活動の一環なのではないかと私は考えています。 例:基本的にオオカミはオオカミの群に所属する集団のエゴイズムがあります。 しかし、あるオオカミのエゴイズムがあったから、ヒトの群に所属するよーになり、現在のイヌがいる。みたいなー
@user-nx7wn1lk2m
@user-nx7wn1lk2m Жыл бұрын
人間ってまさに会社みたいです
@user-zk8oq6eb4p
@user-zk8oq6eb4p 11 ай бұрын
ドゥルーズの「欲望する機械」にも通じる発想と思いました
@user-me4ng8px1q
@user-me4ng8px1q Жыл бұрын
見田(真木)先生の名は折に触れよく聞くのでどんな人なのかと思っていましたが、なんとなく雰囲気はつかめたような気になりました。 たしかに難解だと思いますが、ひとつ思ったのは、ヘーゲルをガイドラインにすると理解しやすいのではないかということでした。というか、だから難解なのかもしれませんが。 ニヒリズムとエゴイズムの克服がテーマということですが、これもヘーゲル的といえるかもしれません。見田ゼミが学生に大人気だったというのもヘーゲルの講義が大人気だった逸話に通ずるような。若者の熱き血潮をわきたたせるような何かがあったんでしょう。その点、ヘーゲル講義の陰で閑古鳥が鳴いていたのがショーペンハウアーの講義だったとか。仏教的ニヒリズムじゃあ若者には受けんわなあという感じですが・・。 ドーキンスの「利己的遺伝子」については、未読で言うのもなんですが、なんとなく際物というかトンデモ的な印象があるんですよね。編集者目線でマーケティング的にはいいタイトルだとは思いますが、学術的著作としてはどうなのか。まじめな内容なんでしょうが学術的一仮説の範囲をでないのでは。むしろ、社会的、政治的な思惑でセンセーショナルに曲解されて広まったという感じでは。だいたい優性思想とか、新自由主義との親和性などからちょっとヤバそうだという憶測は立ちそうですが。 だから、その本を見田先生がまともに取り上げるということに違和感がありました。 そこで、つらつら考えた結果、ヘーゲルを媒介にするとドーキンスと見田先生に多少の共通点が見えてくるのかなと。端的にいってしまえば、人間の個体は遺伝子(生成子)の乗り物だというのとヘーゲルの人間個々は世界精神のひとつの現れであるというのとはかなり近いんじゃないか。世界精神が個人をコントロールしているみたいな。個人の自我と社会の他者の弁証法的な相互作用によって高次な自我が出現するが、それこそが世界精神である、みたいな。私の幼稚なヘーゲル解釈ですが、この本の書きっぷりとどこか似てませんか。 「世界精神」には賛否両論あると思います。個人的には世界精神みたいな大仰な観念はまずかろうと思いますが、弁証法的な思考法やコミューン主義といった社会的に地道なスタンスは問題ないというより重要だし有効だろうとは思います。 また、「テレオノミー」という概念は、「何のために」への答ということですが、これは「目的因」といってしまってもいいでしょう。目的因というと、アリストテレスの目的因を思い出しますが、目的因の重視というのは西欧哲学の伝統的な流れであってそれはヘーゲルなりハイデガーなりまで受け継がれているものでしょう。というか、目的因を近代に再興したのがヘーゲルというかんじかもしれない。原因結果の因果関係などはヒュームやカントなどの懐疑論によってかなり怪しくなってたでしょうから。そこで、結果にすぎないものをひっくり返してそれこそが目的なんだとするのが時代の欲求、風潮になってきていた。フランス革命前後ですから。生きる目的はなんなのか、それを考えるのが自我だということになってきたんでしょう。 しかし、私のような仏教的ニヒリストからすると「生きる目的?そんなものねえよ」と啖呵を切りたくなる気持ちを押さえきれません。ドーキンスにせよ見田先生にせよ、人生に目的があるというポジティブな立場に立つ、人間社会的にはその姿勢が重要なのだろうと一方で理解はしているつもりですが。 また、外的テレオノミーと内的テレオノミーの話については、遺伝子レベルの目的因と大脳レベルの目的因と整理したほうがいいような気もしました。遺伝子レベルの目的因の束縛を切って大脳レベルの目的因に従うことを自由と見田先生は呼ぼうとしているようです。(あるいはその矛盾の狭間で引き裂かれて生きることを)。大脳レベルの目的因は文化的社会的目的因といってもいいでしょうが、そこにも自己目的と脱自己目的があり、その間にも矛盾があり、そこでアウフヘーベンする必要がある。問題提起としては重要ですが、問題解決はほど遠いかんじもします。また、目的を持たない自由というのも認めて欲しい気もしますし。 また、蛇足ですが、アカギ氏の発言については、どうしてもヘーゲル的発想というより、むしろ仏教的ニヒリズムに近いように思えるのですが、どうでしょうか。
@user-or5vy1ek4t
@user-or5vy1ek4t Жыл бұрын
アカギのセリフが仏教的ニヒリズムというのは、わかる気がしますね!私もどちらかというとその方向に共感するタチなので、それでアカギの主張にも好意的なのかもしれません。まぁ、自己裂開的という意味では、アカギもそれに漏れないような気もしますが。
@user-ik7jl5wz4r
@user-ik7jl5wz4r Жыл бұрын
社会学もっとほしい!
@user-or5vy1ek4t
@user-or5vy1ek4t Жыл бұрын
あんまり政治色を強くしたくないので、社会学の扱いが難しいんですよね。でも、今後は割と定期的に扱うと思います!
@habanera727
@habanera727 Жыл бұрын
ありがとうございます!
@user-or5vy1ek4t
@user-or5vy1ek4t Жыл бұрын
こちらこそありがとうございます!
@user-db7uw7zz1w
@user-db7uw7zz1w Жыл бұрын
自己目的化や脱自己目的化をはじめとする内的なテレオノミーすらも、外的なテレオノミーに包含されているのでは…? 内的なテレオノミーを実践する主体は、一見外的なテレオノミーを振り切る自由としての選択肢を有しているように思われても、それはただ主体をはじめとする他者との連関の中での高次なシステムを維持するためのエージェントとして捉えられるのではないか…? 例えば個人の自殺という選択肢の中に自由はなく、その行為すらもシステムにとって何らかの利益があり、その利益のために行為が強制されていることが想定されはしないか? 一般に、自由意志と呼ばれるものの中に、選択肢という余地は含まれるのだろうか?
@user-zz5qz6gw3i
@user-zz5qz6gw3i Жыл бұрын
遺伝子は交尾(減数分裂)による適応進化と世代交代(個体の死)が根本原理だから、遺伝子の支配から逃れて真に自由になるためには不老不死とクローン生殖ができるようになることが最低限必要だね。その次に遺伝子改変技術と自我の移植。
@user-sz3fk9zt1h
@user-sz3fk9zt1h 6 ай бұрын
声質が近いのもあってか、アカギが似てて笑っちゃった
@queirrelel
@queirrelel Жыл бұрын
名前で運命が決まるっぽいのが嫌になりますね それと先祖からの家運も引き継がないといけない だから毒親とか苦しい因果を背負うのが宿命だと そう感じられます また社会に対する無関心が原罪の始まりかなとも思います
@user-th7jo5xf2f
@user-th7jo5xf2f Жыл бұрын
確かに「宿命」の存在を否定する事は難しいかも知れません。 しかし、「ソレが絶対的である」と断言することもまた不可能でしょう…
@user-pd5qo6ek9t
@user-pd5qo6ek9t Жыл бұрын
基本的に、生命は、遺伝子を、残す為に生きて、終わる。 から考えても自我の起源は、他者を、認識して、自分との違いを、感じて、からじゃないかな~ 同種でも自分の遺伝子を、残したいし 生きる意味は、 幸せになる為&幸せを、感じる為の行動経験。 ↓ 希望が、ある時と、ない時を、体験しながら、生活して その生活してる期間こそが、幸せだったと、感じるためだよ。
@kimetsunoyaiba1069
@kimetsunoyaiba1069 Жыл бұрын
6:25 実際個体に含まれるDNAの90%はその個体の形質には関係のないものだとされています。つまり個体の再生産には個体に含まれている寺院の10%しか関係していないのです。 間違いです。 過去には、全体の約98%がジャンクDNAとされる見積もりもありましたが、これは現在の知識では誤りとされています。現在の科学的な見解では、全体のDNAのうち、ほとんど全てが生物の形質や機能に対して何らかの影響を持っていると考えられています。 7:04 約10億年前原核生物は真核生物へと進化します。 間違いです。 20億から25億年前に誕生していたと考えられます。
@kimetsunoyaiba1069
@kimetsunoyaiba1069 Жыл бұрын
いいね、じゃなくて折角おもしろそうな話だと思って聞いてたら、DNAの乗り物という原点が崩れてしまってるから、哲学としても意味をなしてないんですよね。 次からはしっかり勉強してから動画作って下さい。 チャンネル登録までしてるのにお願いします。
@user-nu1dn9jy4c
@user-nu1dn9jy4c Жыл бұрын
多少の科学的な見解の相違で文句を言うのは、木を見て森を見ないという諺のようで、あまり感心しません! 難解な「自我の起源」を彼なりにわかりやすく解説しようとしているわけで、まずそこを評価せずに、枝葉末節を指摘するのはどうかと思います。 この哲学チャンネルさんは良く頑張っていると自分は評価しております。これからも頑張って下さい。
@user-bx8zd4pg3n
@user-bx8zd4pg3n 9 ай бұрын
現代は二酸化炭素が害悪とされてるけど数億年前は酸素公害なるものがあったのか
@user-nf1oy8bc3d
@user-nf1oy8bc3d Жыл бұрын
やっぱり動画は短い方が好きかも…
@GG23688
@GG23688 6 ай бұрын
俺は長い方が好き
@kumoha786-14
@kumoha786-14 Жыл бұрын
岡田斗司夫のオーバーロード仮説にしか聞こえない・・・・
@user-jk7qr3tl2k
@user-jk7qr3tl2k Жыл бұрын
人間とコロナイルスの大きさの比率が、地球と人間の比率と同じらしい。 ガイア理論の地球も意識を持つ生命体と考えると、人間ってウイルス程度なのかも
@user-asi1qlhlj
@user-asi1qlhlj Жыл бұрын
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