@@my9298 中島みゆき「あした」は、女性版 I LOVE YOU。I LOVE YOUなくして誕生しなかった名曲。尾崎との出会いによって、それまでの失恋して辛いというどろどろした歌謡曲的な曲から、恋愛そのものの切なさを歌うように変わった。赤い朝日新聞の「わたしの子供になりなさい」の頃のインタでも「30歳(30代前半だったかもしれない)くらいまで『男が悪い』という曲ばかり歌ってた。だがその後『男性も大変なのね』と思えるようになった」と言っている。 他にも、「群衆」は「群衆の中の猫」、「Half」は「失くした1/2」の影響を受けている。『夜を往け』『おだやかな時代』も、『15の夜』のテイストが入ってる。アルバムタイトルも中島みゆきが「回帰熱」(89年)、尾崎「回帰線」(85年)と似たのがある。 Maybeは歌詞が槇原の「どんなときも」に似てて尾崎テイストも入っている。この10年後、90年代後半は小谷美紗子「見せかけ社会」等の影響を受けて、社会派的な曲(あのバスに等)が増えた。中島みゆきの凄さは、その時代、時代の抜きん出たミュージシャンから詞や曲を学び、取り入れる才能。絶えず曲や歌詞を変化させている。