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7月29日、鳥取県米子市にあるJR米子駅の南北を結ぶ“がいなロード”が開通した。長年の懸案だった米子市の一大プロジェクト。交通の利便性向上はもとより、米子の新しい顔としてにぎわい創出に向けても動き出した。
構想から完成まで約30年。ついに7月29日にJR米子駅の南北一体化事業の目玉“がいなロード”が開通した。
市民
「便利になったなって、もっと活気のあふれる米子になるのかなと思います」
開通記念セレモニーには、米子市や鳥取県、JR、観光関係者など80人が参加。セレモニーのあとさっそく渡り初めが行われ、地元の小学生らを先頭に歴史的な一歩を踏み出した。
がいなロードは、幅6メートル、長さ140メートルで24時間通行可能。自転車も押して歩いて利用できる。
地元のダンスグループによるパレードも繰り出して開通を盛り上げるなど、地元市民や利用者や鉄道ファンらが、北側から南側に向けて歓声をあげながら渡っていた。
渡った人
「歩きやすいですね。気分いいですね」
「凄いきれいですね。観光客にもどんどん来ていただきたいです」
1995年に始まった米子駅の南北一体化に向けた調査。鳥取県米子市の財政状況が厳しいなどの理由で一時事業が停滞するなど紆余曲折を経てようやく“がいなロード”が誕生した。
米子市 伊木隆司市長
「大変長年にわたる事業であったので、大変感慨深いものがあります。多くの皆様にこの駅、がいなロード、新しい駅舎を楽しんでいただきたい」
JR西日本 佐伯祥一山陰支社長
「駅からスタートするまちづくりというのを会社挙げて取り組んでいるところです。鉄道を活性化し、又鉄道以外の分野も力を入れていきたいと考えています」
がいなロードは、2021年3月から工事を開始。駅周辺の整備も合わせた総事業76億6千万円の大型プロジェクトだ。これまで南側には出入口がなかった米子駅だが、駅南広場やバスとタクシー専用のロータリーを整備。また、一般車両29台分の駐車場や自転車142台分の駐輪場も設けられ、南側の入り口からも駅の利用が可能になった。
米子駅南側にある住宅地・目久美町の住民は、米子駅から目と鼻の先程の距離にもかかわらず、これまでは約300メートルも迂回していた。
米子市目久美町 都田修史自治会長
「昔から駅裏というのが凄いイメージにあるけど、南口が出来れば、まちがもっときれいに明るくなっていくと期待しています」
商業地である駅の北側、米子駅前通りの店舗もがいなロードの開通を歓迎している。
美酒佳肴ゆらく 高井賢一代表
「(南北の)行き来が良くなって、賑わいがどんどん活性化すればいいなと。やっぱりお祝いなので、サービスメニューでもお祝いムードを盛り上げていきたいと思っています」
これまで分断されてきた北側と南側がつながった米子駅。賑わいの創出に期待がかかっている。
米子市 伊木隆司市長
「あらためてこの地域に人がたくさん訪れる仕掛けが出来たと思っています。私たち米子市はこれから先“歩いて楽しいまちづくり”としてこの駅を中心に公共交通の利便性を向上させ、歩いてでも楽しく周遊出来る街づくり目指して頑張っていきたい」
“がいなロード”は、新しい人の流れを生み出すことで周辺地域などにも新たな刺激をもたらしそうだ。
(2023年7月31日放送 ニュースevery日本海より)
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