中小企業診断士2次試験 令和5年度の事例Ⅳを10分でスピード解説！

[@オフのガネ]

質問です。 最終年度の設備売却益1100にかかる税金330ですが、これはタックスシールドという表現で良いのでしょうか？　7:37 の部分です。 単に税金として処理するのが正しいのではないかと感じたので質問させていただきました。

[@Koshien5050]

コメントありがとうございます。 確かにそのとおりです。ただ、NPVの問題を解く時①売却益→税金、②除却損・売却損の場合タックスシールドとすると表現が複雑になるので、タックスシールドとしています。 本試験で計算式を記載するとき、税金でもタックスシールドでもあまり差はないと思いますが、それよりも330が明示できるかは部分点に絡む可能性があります。 事例Ⅳに限らず、細かいことが気になるのは理解できますが、基礎的なことが出来なかったときの方がダメージが大きいので、試験全体や事例全体で最大得点を目指すような心がけで試験に望んでください。

[@オフのガネ]

@@Koshien5050 ありがとうございます。勉強になりました。お恥ずかしながらタックスシールドという言葉を知らずに動画を拝見しておりましてその部分で？？？ってなっておりました。表現の意図が理解できました。また、心がけまでお教えいただきありがとうございます。引き続き試験に向けて勉強します。

[@Koshien5050]

コメントありがとうございます。タックスシールドの部分でつまっていたのですね。質問から読み取れませんでした。 タックスシールドについて、少しだけ。 中小企業の社長が「税金で持っていかれるくらいなら経費を使う」ということがありますが、これがまさにタックスシールドの本質です。黒字の会社であれば（この前提は大切）経費をかければ（1-税率）の分税金が少なくなります。 NPVの問題では、最終年度の固定資産の処分で登場します。パターンの一つとして、できるようになればいいですね。（NPVは例年ボツ問なのでやりすぎはあまり推奨しませんが…） ちなみに、MM理論の負債効果もよく似たこと現象です。

[@オフのガネ]

@@Koshien5050 ご丁寧にありがとうございます。感覚的なところまで理解できた気がします。お手数をおかけしました。

[@yakumaru402]

30日完成の動画販売はやめたのでしょうか？Noteのリンク切れで購入できませんでした。

[@Koshien5050]

質問ありがとうございます。 30日完成について、出版社からの申し出があり販売をやめました。申し訳ありません。

[@yakumaru402]

返信いただきありがとうございます。

[@snowytown974]

ご質問させてください。 意思決定会計の売却益の扱い方で悩んでいます。 参考書等によっては、売却益は非現金項目だから税引後利益に減価償却費と同じく調整すると記述があり、これまでそう処理して問題をといてきました。 本門の場合、処分価額1100を税引後利益からマイナスしないのはなぜでしょうか？ 今の私の考え方では、営業CF計算において税引後利益から-1100し、投資CF計算において収入1100で相殺されるから書かれていないのかと理解しております。 この記述まで書いてある解説はなく、私の考え方は間違っているのか意見を頂戴したいです。 長文失礼しました。

[@Koshien5050]

コメントありがとうございます。とても難しい内容です。 まず前提として、NPVを計算するためのCFと会計制度としてのCF計算書は似ているものの、違うということは意識したほうがいいです。（イメージとしては投資案件の営業CF +投資CFをつかうことが多いです） その上で本問の売却益を考えると『お金が増えています』そのため、売却収入CFを増やす必要があります。（税金は考慮する必要がありますが…） 最後にコメントにあった営業CFで引いて、投資CFで足したとしても、すでにPLの段階で現金収入のある利益として計算されています。つまりCFは増加しています。 CF計算書を作成する以前に、すでに当期現金預金-前期現金預金でCFの変動総額は計算できます。CF計算書はその現金預金の変動総額を営業・投資・財務という活動に分けているだけです。 この基本的な考え方はNPVの現金収入にも使える考え方です。問題を解くとき迷ったら「お金が動いたか」を考えてください。