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視聴者の身近なギモンや地域の困りごとを徹底調査する「チャント!調査隊」。今回はこちら「学校のトイレは和式か洋式か」です。今の学校のトイレ事情を調査しました。
学校のトイレのイメージについて街で聞くと…。
(街の人)
「薄暗い感じのイメージ」
「汚いのかなと思います」
「汚い、臭いし」
「臭い・汚い・暗い」の「3K」とも言われ、いつの時代もマイナスイメージがつきまとう「学校のトイレ」ですが、今の子どもたちには、さらに大きな悩みが。
(中学生)
「学校でトイレしません。和式だから」
(7歳と2歳の子どもの母親)
「上の子が7歳、小学2年生で、和式が苦手で、どうしたらいいか、わからないからママ来て~って」
悩みのタネは「和式トイレ」。
文部科学省が3年前に行った調査によると、公立の小中学校のトイレは約4割が「和式」で、地域や学校によっては、ほとんどが和式というところも。
しかし、いまや家庭や商業施設などでは、ほとんどが洋式トイレのため、小学校で初めて和式を使うという子どもも多く「カルチャーショック」を受けているんです。
小学校入学前の子どもがいる保護者からも不安の声が。
(2歳と3か月の子どもの母親)
「出かけ先も絶対に洋式ですし。私自身も和式に出会うことがないので(子どもに)教えるにも教える機会がない。初見で(和式トイレで)できるとは思えない」
こうした声を背景に、校内のトイレを全て洋式に変えた学校もあります。
そんな中…、愛知県津島市の津島北小学校では校内にあるトイレ60基全てが洋式です。
(津島市 学校教育課 木谷時久課長)
「『学校の和式が多いトイレでは、子どもが用を足すのが難しい』とか、子どもや保護者から『汚い・臭い・暗い』という声もあり、洋式化に手をつけなければと」
保護者や子どもたちの声に応えようと、津島市は2012年から総事業費約14億円をかけて、市内全ての小中学校で洋式化を進めてきました。
その結果、いまでは全体の98%が洋式に、一方で…。
(津島市 学校教育課 木谷時久課長)
「災害時に多くの人が体育館や校舎に避難所として来たときに、お年寄りが『和式トイレがいい』と言う場合もあるかもということで、和式を残している学校もある」
「和式がいい」という利用者も想定し「和式」を一部残している学校もあるといいます。
トイレの洋式化について子どもたちは。
(児童)
「(洋式になって)使いやすくなりました。うれしいです」
「とてもきれいになって、座ってできるので使いやすい」
(北小学校 後藤環校長)
「トイレがきれいになったことが子どもたちの喜びでした。便座も温かいですし、トイレに入れば電気がつきますし、子どもたちにとってはトイレに入ることが嫌なものではない状況になっている」
学校は子どもたちが一日の大半を過ごす場所。ストレスなくトイレに行ける環境づくりが求められています。