ずるい人に取り囲まれた人生

生きることに苦しさを抱く人は、多くの場合、自分の周りをずるい人に取り囲まれています。それは会社であったり、友人であったり、家庭であったりします。ずるい人は必ず人の弱点を敏感に見抜きます。そしてその人の弱点を刺激することでコントロールし、自分の利益やもっていきたい方向に人を誘導します。ずるい人に取り囲まれた人生は、だんだんと苦しくなっていき、ついにはどうにもならない状態にまで至ります。ずるいとは、公平でないことです。なぜだか自分だけお金を多く払う立場になる、、なぜかつらい仕事は自分がやることが多くなる、、なぜだか突然の残業は自分がフォローすることになる、、、そうしたことは偶然では起こりません。周囲がその人の弱さにつけ込み、嫌と言えないことを読んでおこなっているわけです。ああ、、疲れた、、、と家族が言えば、自分も疲れているのに、疲れた、、、と言えないで、掃除したり、お茶を出したり、なぜか自分が働くことになってしまう、、、ずるい家族はそれをあたり前として受け止める、、、家の中でさえ、ずるい家族とその犠牲となる人との関係が見られる場合があります。ずるい人に取り囲まれている人は、気づいても色々な理由をつけて相手や周囲を責めたりしません。それは弱みを握られていると思っているためなのです。しかしそうした関係を持つと、私たちのエネルギーは失われていきます。人から拒否されることは死ぬのと同じほど怖い、、、という間違った信仰から私たちは抜け出さなくてはならないのです。それこそ命がけで、「なんで私ばかりやらなくちゃいけないの」「なんで私がお金を出さなくちゃいけないの」と、言わなければいけないときがあるのです。ずるい人との関係性がなくなれば、生きることはそれだけで楽になり、楽しくなっていきます。自分の人生をはじめて獲得したことになるからです。生きることがつらい、、苦しい、、、そう思う人の周りは、ずるい人ばかりが何重にもその人を取り巻いて吸い尽くしているためなのです。
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